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  07 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「アイルランド取材 その9」


いよいよダブリン取材の日。まずは10時にピアーズライオンの新しい蒸留所へ。ここは古いセントジェームス教会を改造した蒸留所で、スチルは祭壇だった場所に、まるで御神体のように安置されている。外は12世紀から続く由緒ある教会で中はクラフト蒸留所! おそらくこんな場所は世界中探してもどこにもないだろう。

テンプルバーのパブで食事し、午後はそこから歩いて20分くらいのところにあるティーリングの蒸留所へ。その途中でかつてのダブリンのビッグフォーのうちの2つ、トーマスストリート蒸留所と、ジョンズレーン、パワーズ蒸留所を偶然見つけて大興奮!

トーマスストリートはかつての風車、そして驚いたことにパワーズは三基のスチルが残っている。もちろん、どちらも野ざらしだ。

ティーリングではジョン・ティーリングさんの息子、スティーブンさんに案内してもらった。ここもじつに見事な蒸留所で面白い話も盛り沢山だ。

とにかくアイリシュは凄いとしか言いようがない。明日は最後の蒸留所、グレンダロッホに向かう。






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「アイルランド取材 その8」

今日は朝一9時半に、ドロヘイダの町はずれにある、ボアン蒸留所に行く。ここは昨年できたばかりの真新しい蒸留所で、まだウイスキーの蒸留は開始していない。現在はビールとジンと、そしてサイダー、リキュールなどを造っている。

それにしてもスチルは見事で、すべてイタリアのグリーンエンジニアリング社が作ったものだという。ボアンはアイルランドの伝説の女神の名前だ。クーリーの原酒を買ってきて、シェリー樽で熟成させたウィスラーという独自のブランドを販売したばかり。

その後、モナスターボイスに寄り、ラウンドタワーや見事なケルト十字を撮影したあと、3時半にスレーン城へ。ここでは現在ブラウンフォーマンが蒸留所を建設中。その工事現場を特別に見せてもらう。

すでに3基のスチルとコラムスチルは設置済みで、9月くらいにはオープンしたいという。決して大きくはないが、これもできたら見事な蒸留所となるだろう。何しろ城の中の蒸留所であり、ここは野外ロックのメッカとしても知られる場所だからだ。今年も6月にガンズ・アンド・ローゼズのコンサートが開かれ、8万人の観客が集まったという。


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「アイルランド取材 その7」

午前中はコテージから1時間半のところにある、クーリー蒸留所に行く。昨日同様、案内してくれたのはジョン・キャッシュマンさん。それとクーリー一筋29年のガブリエルさんだ。

クーリーを訪れるのはほぼ10年ぶりだが、いくつかの変更がある。詳細は省くが天気に恵まれ、取材も順調に終わる。その後近くのドルメンを見て、午後はダンダークのグレートノーザンへ。

創業者のジョン・ティーリングさんがサンドイッチを用意して待っていてくれた。これも詳細は省くが、じつに興味深い話を聞くことができた。たっぷり2時間の取材を終え、蒸留所をあとにする。


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「アイルランド取材 その6」
ダブリン空港北のコテージに落ち着いて、さっそく後半の取材開始。これまでは1日1蒸留所だったが、これからは午前と午前、2箇所の蒸留所だ。

まず向かったのが、2014年にオープンしたタラモア蒸留所。案内してくれたのは、グローバルアンバサダーのクインさんだったが、あまりにも面白い話の連続で、予定をオーバーして3時間近く取材することに。

最後は蒸留所とは別のヘリテージセンターも案内してもらった。ここも8年前に来たときより大幅にリニューアル。すべてはウィリアムグラント社が、タラモアを買収したときから始まっているのだ。

写真はポットスチルウイスキーを造る三基のスチル。初留釜は昔のタラモアのものを再現している。もちろんつくったのはフォーサイス社だ。

タラモアを1時過ぎに出て、20分ほどでキルベガン。ここは1757年に創業した最古の蒸留所。
外にディスプレイしているのが、元タラモアのスチルで、ここが博物館としてオープンしたとき、タラモアから買ってきたものだ。これを再現したのが、新タラモアのポットスチル。

現在キルベガンで使っているのはじつに小さく奇妙なスチルだ。じつはこれもタラモアのもので、165年前のものだという。もちろんフォーサイスが使えるようにした。

それはともかく、案内してくれたのは、ジョン・キャッシュマンさん。『ウイスキーワールド』の編集長インタビューで登場してもらったことがある。

ということで貴重なテイスティングもさせていただいた。


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「アイルランド取材 その5」
ウォーターフォードから高速に乗って1時間半ほどのところにあるウォルシュ蒸留所を訪れる。

この辺りはバスケット オブ バーレイと言われるほど、昔から大麦の産地として知られたところ。

その美しい田園の中に蒸留所がある。ここはモルトウイスキー、グレーンウイスキー、そしてポットスチルウイスキーの3つのタイプのウイスキーを1つ屋根の下で造る、アイルランド唯一の蒸留所だ。

とにかく建物もデザイン的に優れ、どこもかしこも美しい。ロイヤルオークと呼ばれる場所で、40エーカーの敷地の中には18世紀に建てられた、当時の邸宅も残っている。


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