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  09 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「鎌倉散歩とテイスティング座談会」

 春分の日の3連休は久しぶりに鎌倉にもどろうと思ったが、急遽サントリーの仕事が入ったため、19日の土曜日は一日中恵比寿の仕事場にこもって、その仕事をこなす。

 20日の日曜日は、午前中『ウイスキー通信』の原稿を書いて、午後ようやく鎌倉へ。桜のシーズンには少し早いと思ったが(鎌倉は関東圏では一番開花が遅い)、そんなことを知らない観光客で駅のホームは、まるでラッシュアワーなみだ。

 補修工事でここ1~2年高い防護壁におおわれていた段かづらが、その姿を見せていて驚いた。ただし以前からあった桜はすべて切られ、新しく桜の苗木が植えられている。今年は、これで花が咲くのだろうか・・・。

 連休2日間を使って毎年恒例の確定申告の書類を作成し、その合間に八幡宮、白旗神社のあたりを散歩。鎌倉に住んで20年近くになるが、八幡宮の中に源実朝桜と静御前桜が植えられているのを知らなかった。しかも静御前桜は郡山市の寄贈とある。御前が亡くなったのが郡山で、郡山が終焉の地とある。そういえば、そんな話を昔聞いたような・・・。すっかり忘れていた。たまには散歩もしてみるものである。

 結局、体調がイマイチということもあり、連休中は遠出もせずに、うち2日は仕事。昨日、恵比寿にもどってきて、その後ウイスキー研で、『Whisky World』の最後の校正、下版作業。毎回、始める時ほどどうなるかと思うが、創刊して丸11年、一度も遅れることなく発行しつづけているのだから、たいしたものである。スタッフ一同には、本当に頭が下がる。

 今日はワールドから通信にアタマを切り換え、これも創刊以来15年間続けてきた恒例のウイスキー通信テイスティング。久しぶりに8人全員、フルメンバーが揃った。

 テイスティングアイテムは、①ノマッド・アウトランド・ウイスキー、②ザ・グラバー14年、③グレンフィディック18年・スモールバッチ、④ウエストポート1996、ボトラーズフェスオリジナル、⑤ラフロイグ15年・200周年アニバーサリー、⑥ポートシャーロット2004年・モルトハウスアイラの6本。

 ①はスコッチのブレンデッドだが、スコットランドで熟成後(後熟)、スペインのヘレスのゴンザレスビアス社に持っていき、そこのセラーでペドロヒメネス樽に詰め替え、さらに1年の追加熟成をさせたもの。ノマッドはもちろん『遊牧民、放浪者』の意味だ。味はウイスキーというより、なんだかリキュールに近い・・・。

 ②はスコッチとジャパニーズのモルト原酒をブレンドしたブレンデッドモルト。同時発売の22年と比べて、こちらはスコッチの比率が高いということだったが、トップは新樽熟成の羽生を感じる。その後遅れてスモーキーなアロマ、フレーバーが追いかけてくる。スモーキーな部分はブナハーブンのヘビリーピーテッドだというが・・・。

 ③はオフィシャルの新商品。④はグレンモーレンジィにグレンマレイを一滴加えた、いわゆるブレンダー同士の等価交換用原酒。かなりの量のウエストポートがボトラーズに流れているのだろう。

 ⑤は200周年で一度だけ復刻されたラフロイグの15年。これはチャールズ皇太子からの要望が強かったからという。本国などでは売り切れ、私が買ったのは昨年11月、台湾に行った時だった。もう二度と造らないということなので、これは貴重だ。

 ⑥は練馬のモルトハウスアイラのオーナーバーテンダー、Sさんが個人的に買っていた樽からのボトリングで、ポートシャーロットの11年物。もちろんシングルカスクのカスクストレングスだ。

 さらにテイスティング後、話題のウイスキーということで、厚岸蒸留所で熟成実験を行っていた江井ヶ嶋とアラサイドの2年物のサンプルを、テイスターにも飲んでもらった。先日のボトラーズフェスの厚岸セミナーで出された、テイスティングアイテムだ。

 ということで、テイスティング座談会は3時半すぎに終了。その後、急いでサントリーから依頼されていた17種類のウイスキーのテイスティングコメントを作成。提出期限は明日である・・・。


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