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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ボトラーズフェスのオリジナルボトル」

 このところ連日のように燻製作業が続いていた。先週金曜日に豊島園(!)で釣った15~16匹のニジマスをはじめ、カマボコやタクアン、ウズラの卵、鳥のささみなど、パナソニックの「けむらん亭」を使って燻製をつくっては、スタッフ全員で試食をしていた。次号の『ウイスキー通信』でやる新企画のページのためである。

 その通信の編集・校正作業も連日続いている。東京フェスを間にはさんだため、再び元のペースにもどすのが大変だったが、ようやく編集者としてのペースを取り戻している。同時に『Whisky Life』、『Whisky World』の製作も始まっていて、その写真選び、ミーティングも連日続いている。ウイスキーエキスパートやプロフェッショナルの有資格者向けの『コニサー倶楽部』の編集は、ようやく90%くらいだ。

 そんななか、水曜日には読売新聞経済部の取材を受け(もちろんテーマはウイスキー)、さらに来年4月下旬のアイラ・ジュラツアーの打ち合わせ。ほぼ日程、フライト等も固まり、来月末から募集が開始される。スコ文研会員には12月25日発送の『ウイスキー通信』に、そのチラシを同封しようと思っている。

 その水曜日の夜には、元キリンビール・チーフブレンダーの早川さんによる「ブレンド体験セミナー」も始まった。今回はサントリーの山崎、白州、ニッカの余市、宮城峡を使った4種のブレンド体験だったが、次回からは様々なウイスキーや、ウイスキー以外の蒸留酒を使ったブレンド体験も開く予定だ。

 師走に入って、このところ夜の飲み会も増えていたので、昨日・今日と久しぶりに休肝日。といっても、来年3月のボトラーズフェスのためのオリジナルボトルのサンプルが届いていたので、そのテイスティングなどは昼間やっている。これじゃ休肝日とは言えないが、そのオリジナルボトルはボトラーズフェスらしく(?)、ウエストポートの1996、19年物にほぼ決定。もちろん、ウエストポートの中身の99%はグレンモーレンジィである。

 私がこのブランドの存在を初めて知ったのは今から10年前、エドリントングループのグラスゴーにあるブレンダー室にお邪魔したとき。当時、エドリントンのマスターブレンダーはジョン・ラムゼイさんだったが、ブレンダー室でそのウエストポートについて教えてくれたのは、現マスターブレンダーのゴードン・モーションさんだった。当時はラムゼイ氏のアシスタントだったが、今はその跡を継いでいる。

 サンプルボトルに手書きのラベルが貼ってあったが、何百ともあるそのボトルの中身で、聞いたことがないウエストポートやバーンサイドなどを見つけ、「これは何か?」と訊いたのが始まりだった。いわゆるブレンド会社同士による”等価交換”だが、その時に将来グレンモーレンジィというブランドが使われないための、いわば防衛措置。それがウエストポートだ。

 グレンモーレンジィに、当時同系列だったグレンマレイを一滴加えておけば、それはシングルモルトとはならず、将来、例えその樽がブローカーに流れても、ボトラーズから「グレンモーレンジィ」として出ることはない。なぜなら、それはヴァッテッドモルトだからだ。ちなみに、バーンサイドはバルヴェニーにグレンフィディック、あるいはキニンヴィが加えられている。他にも3~4種類あったが、残念ながら聞きもらした…。

 いつかウエストポート、バーンサイドをスコ文研でボトリングしたいと思っていたが、ようやくクオリティーの高い樽が見つかった。3月6日のボトラーズフェスまで時間がないので、ほぼ即決し、ラベルのデザイン案を考えることに。もちろん、スコ文研らしいものにしたいと思っている。乞うご期待だ。


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