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  11 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「東京フェスのエコバッグとディアジオのスペシャルリリース」

 スコットランドから帰って時差ぼけが治らないまま台湾に行ったせいか、日にちも曜日も、時間の感覚もマヒしている・・・。もちろん疲れもピークだ。しかし仕事が山積しているので午前中とりあえず『ワイン王国』のエッセイ原稿と、ウイスキーNewsの原稿を書き、昼すぎにスコ文研。

 机の上にたまった連絡事項や書類の山を片付け、『Whisky World』の入稿ゲラの校正、来年3月6日に開催する「ボトラーズ&クラフトウイスキーフェス2016」の案内文等をチェック。その前の2月の京都伏見の商店街を巻き込んだフェスも実現しそうで、とにかくフェス、セミナー、イベントが目白押しだ。

 その合間にワールドのブッシュミルズの原稿を大阪に入稿。そうこうしている間に東京フェスの入場者全員に配られるエコバッグのデザイン案が出来上がり、それをスタッフでチェック。大全20周年とグラスをあしらった可愛らしいエコバッグだ。

 その後、夕方5時すぎにディアジオのSさんが、「スペシャルリリース2015」の9種類のボトルのサンプルを持ってきてくれる。スペシャルリリースはディアジオが毎年リリースしている、本当の意味でのスペシャルボトルで、2001年のシリーズ開始以来、今年の2015年が15回目になる。どれもレアでスペシャル、しかもカスクストレングスなのが特長だ。

 今回はブローラ37年、カリー40年、カリラ17年、クライヌリッシュ(NAS)、ダルユーイン34年、ダルウィニー25年、ラガヴーリン12年、ピティヴェアック25年、そしてポートエレン32年の9種類だ。

 ブローラは今回が14回目のリリースで、今までのボトルの中では最長の37年(!)。カリーというのは聞いたことがなかったが、これはエジンバラにあったカレドニアン・グレーンウイスキー蒸留所の愛称だとか。かつてスコットランド最大、イリギスで2番目に大きかった蒸留所だが1988年に閉鎖されてしまった。その40年物で、もちろんカリーのボトルとしては最長。というかカレドニアンのグレーン自体が非常にレアだ。

 カリラはアンピーテッド。今回唯一NASボトルとしてリリースされたのがクライヌリッシュで、これはディアジオのマスターブレンダー、ジム・ビバレッジ氏が特別にブレンドしたクライヌリッシュ。最低15年のクライヌリッシュから、長熟のクライヌリッシュまで、贅沢にブレンドされているという。

 ダルユーインもダルウィニーも、これだけの長熟はそうはないが、ピティヴェアックはすでに閉鎖され、建物も現存しない蒸留所のモルトウイスキーだ。そして、このシリーズの第1回目から毎年連続してボトリングされているのがポートエレンで、今回はこのシリーズ15周年を記念したアニバーサリーボトル。閉鎖となった1983年蒸留のファイナルのポートエレンで、9種の中ではもちろん、もっとも高い。

 ウイスキーエクスチェンジのリストを見ると、イギリスでは2400ポンド(約48万円)とある。ちなみにブローラの37年物が1300ポンド(約20万円)で第2位。やはりポートエレンは、その倍近い値段なのだ。

 はたして日本ではどれくらいの値段になるだろうという興味はあるが、せっかくサンプルをいただいたので、近いうちにテイスティングしたいと思っている。

 と、そんな話をSさんとしていたら、あっという間に夕方になってしまったので、慌てて来週の取材の段取りをつけ、7時すぎに恵比寿にもどる。来週は日本のクラフトディスティラリー特集で、厚岸の堅展実業、ガイアフローの静岡蒸溜所の取材をすることになっている。


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