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  07 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「今年3月に生産開始となったグラスゴー蒸留所」

 アードベッグ200周年ディナーの翌日の25日の日曜日は午前中記録整理をして、11時すぎに再びアードベッグ蒸留所へ。本当はカリラやブナハーブンも回ろうと思っていたが、天気が良くないのと、肝心の足がなく断念。

 アードベッグでは、パーティー席上でゆっくり話ができなかった所長のマイケル・ヘッズさんと3時間近く一緒にいて、蒸留所を見て回ったり、互いの近況を伝え合った。アイラの蒸留所は一見何も変わっていないように見えるが、細かいところではかなり変化が起きている。

 ボウモアはほとんど変わりがなかったが、ラフロイグ、アードベッグでは最近になって仕込みサイズ、ワンバッチの麦芽の量を多くしている。またアードベッグでは従来のプレスイーストから、アンカーのドライイーストに変えていた。

 詳細はワールドや通信に譲るが、大麦の品種が日進月歩であるように、年々生産のシステムも改良が加えられ、品質のさらなる向上を目指していることが、よく分かった。

 その日はそのままラフロイグに一度寄り、3時すぎにアイラ空港へ。クリスティーナさんともお別れをして、4時50分のフライトでグラスゴーもどり。再びホリデーインにチェックイン。日曜日の深夜にサマータイムが終わり、1時間伸びているので、チェックインは本来7時半のはずだったが、ウィンタータイムで6時半である。

 26日の月曜日は9時40分にアラン君に迎えに来てもらいタクシーでグラスゴー蒸留所へ。ここは昨年できたばかりの蒸留所で、当初はジンでスタートしたが、今年の3月からモルトウイスキーの蒸留も開始し、現在はモルトとジンの両方を造っているという、最新のクラフト蒸留所だ。

 場所は空港から車で5~7分のところにある工業団地の一角で、建物はどうみても普通の工場かガレージのようだが、中にはピカピカのジン用スチル1基と、モルト用のスチル2基が鎮座している。

 創業者はリアム・ヒューさんという40代後半の男性で、25年以上飲料関係の会社に勤め、主にマーケティングの仕事をしていたという。プロダクションの設計、コンサルタントをしているのは、彼の友人だというデイビッド・ロバートソン氏。元マッカラン蒸留所のマネージャーで、その後独立してイージードリンクス社をおこした人物だ。デイビッドさん自身も現在エジンバラで蒸留所を計画中だが、どちらも、それぞれ100年ぶりくらいの蒸留所となる。

 クラフトディスティラリーはカントリーサイドや島にあるばかりではなく、エジンバラやグラスゴー、そしてロンドンといった大都市でもすでに動き始めているのだ。これも詳細は別に譲りたいと思うが、グラスゴー蒸留所取材の後、リアムさんの車でグラスゴーの街のはずれにあるペルノリカールのストラスクライド蒸留所まで連れて行ってもらい、とにかく外観だけをカメラに収める。ストラスクライド・グレンウイスキー蒸留所の所在を確かめ、それを写真に撮ることも、今回の旅の目的の1つであったからだ。
 
 その後、タクシーで空港にもどり、1時すぎにグラスゴー発ヒースロー行きの飛行機にチェックイン。フライトが遅れてヒヤヒヤしたが、夜6時半には羽田行きのJAL便の機内に乗りこむことができ、ほっとひと安心。

 日付が変わった今日、火曜日の夕方4時に無事羽田に着いた。一度スコ文研オフィスとも思ったが、スーツケースにトラブルがあり、そのままモノレールと電車で6時すぎに恵比寿の仕事場にもどることにした。来週はいよいよ台湾である。


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