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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ワインスクールで特別ウイスキーセミナー」

 習慣とは恐ろしいもので、「マッサン」が終わったというのに、そのまま「まれ」を観ている。ウイスキーの次は、ケーキである。もともと能登と佐渡は、同じ文化圏…。風景も似ているが、人情もやや似ているところがある。ヒロインも同じ土屋という名字だし。

 土・日のセミナーがやっと終わったと思ったら、今日の夜はレコール・ドゥ・ヴァンでのセミナー。その前に、『Whisky Life』、『ウイスキー通信』の校正と、全国商工新聞の連載原稿3本(!)。シェリーツアーに行く前に、すべての作業を終わりにしないといけないのと、できるかぎり連載原稿を書きためておきたいからだ。

 それらの作業をして、午後スコ文研。私のデスクから窓越しに公園の桜が見えるが、見事に満開である。たしか西行の歌に、「願わくば花の下にて春死なん」という一節があったと思うが、いかにも桜好きの日本人らしい。

 春というと中国の杜甫の詩に、「まさにこれ江南の好風景。落花の時節、また君に逢う」という有名な一節があるが、同じ春の花でも日本と中国ではスケール感がまるで違う。もちろん、この花は桜ではなく、江南の早春を彩る桃の花か、あるいはツツジの仲間なのだろう。晩年、中国各地を放浪した漂白の詩人、杜甫らしい詩(七言絶句)で、春になるとなぜか毎年、この詩を思い出してしまう。

 そんなことを考えつつ、6時前にスコ文研を出て、7時からレコール・ドゥ・ヴァンの恵比寿スクールで、特別ウイスキーセミナー。やはりマッサンにちなんで、“大将のDNAを受け継ぐサントリーの挑戦!世界5大ウイスキーを知る”というテーマで、2時間ほど講義&テイスティング。

 アイテムは、①響ジャパニーズハーモニー(JH)、②山崎ノンエイジ、③カナディアンクラブ、④カネマラ、⑤ラフロイグ10年、⑥ブッカーズの6種類。もちろん、響は新商品のブレンデッドで、山崎はシングルモルト。5大ウイスキーすべてを網羅した、世界唯一の会社がビームサントリーで、併せてそれぞれのウイスキーの特長や造りの違いについても解説。

 やはり、こうして飲み比べてみると、ジャパニーズとスコッチが別格。カネマラはクーリーが造るスモーキーなアイリッシュだが、ラフロイグと飲み比べると、その違いは一目瞭然!というか、やはり完成度、バランスという点で、ラフロイグには遠く及ばない気がする。

 ブッカーズはこの6種類の中では異質で、これはこれで美味。十分楽しめる。しかし、受講生(30名が参加)全員の意見・感想を訊いてみると、圧倒的に響JHを旨いという人が多かった。このところ機会あるたびに飲んでいるが、やはりこの味は傑出している。ある意味、サントリーさんはとんでもないものを、つくったものである。

 セミナーは予定通り9時に終了し、その後歩いてそのまま、恵比寿の仕事場にもどる。いよいよ、シェリーツアーまで、セミナーは残り3つとなった。


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