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  11 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「NHK/FMの収録で作家の道尾さんと」

 午前中、『ウイスキー通信』の校正をして、昼前にスコ文研。ラジオ出演の準備をして、1時前にNHKの放送センターへ。腰痛がますますひどくなり、タクシーに乗っているのが一番ツライ…。

 着いてすぐにスタジオ入りし、1時から、NHK・FMの収録。「トーキング・ウィズ松尾堂」という番組で、パーソナリティーは松尾貴史さんと、タレントの加藤紀子さん。毎回ゲストを迎えてのトーク番組だが、今回のゲストは直木賞作家の道尾秀介さんと、そして私である。

 以前『ブルータス』の取材で、芥川賞作家の吉田修一さんとアイラ取材を行ったことがあるが、直木賞作家ははじめてである。残念ながら、このところ眼を酷使すぎていて、事前に道尾さんの最新作、『透明カメレオン』は読むことができなかった。

 2時間近いトーク番組のテーマは、スコッチウイスキーとスコットランド。道尾さんの愛飲のウイスキーがタリスカーということで、『透明カメレオン』も、バーで主人公が不思議な女性と出会うというところから始まっているという。

 途中2曲ほど、お互いにお気に入りの曲をかけるというコーナーがあり、私はロッド・スチュワートの『セイリング』と、エディ・リーダーの『オールド・ラング・ザイン』。ロッドの両親はスコットランド人で、『セイリング』は、スコットランドのフォークデュオ、サザーランドブラザーズが作詞作曲した曲である。舞台となっているのが、マレイ湾(北海)に面したクローヴィーという漁村。

 スペイ川の河口から車で1時間ほど東に行ったところにあり、マクダフ蒸溜所とフレイザーバラのほぼ中間くらい。1度だけ行ったことがあるが、家の前はすぐ海、背後は急峻な崖で、嵐の日は家々の屋根にまで波が打ち上がる。『セイリング』という曲は、そうした厳しい自然の中で生きてゆく、漁師たちの祈りにも似た唄である。曲中で何度も歌われる“You”は、恋人のことではなく、主イエス・キリストのことなのだ。

 スコットランドがテーマということで、この曲を1曲目に選んだが、2曲目は前述の『オールド・ラング・ザイン』。もちろん「マッサン」にちなんだ選曲で、多くの人がレコーディングしているが、私のイチオシが、グラスゴー出身の歌姫、エディ・リーダーの『オールド・ラング・ザイン』。驚いたことに、パーソナリティーの加藤さんも、エディの大ファンだという。来日コンサートにも行き、ツーショット写真も撮っているという。

 収録の後半では、せっかくだからということで、3種のウイスキーを試飲してもらいながらのトークとなった。用意したのは①マッカラン・シェリーカスク12年、②ブラックアダー・ロウカスク・ボウモア2001、13年、③竹鶴ピュアモルトの3種類。天井の高い、広いスタジオであったが、グラスに注いだ瞬間から室内にウイスキーの甘い香りが広がった。

 ということで、3時すぎに収録は無事終了し、再びタクシーで広尾のスコ文研へ。収録時にいただいたカツサンドで遅い昼食をとり、事務仕事。夕方には第1回ウイスキー検定のデータをまとめた報告書も完成した。本格的に第2回ウイスキー検定に向けて、スクール等を充実させないといけない…。

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