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  07 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「滋賀で「マッサン」のセットを見学」

 品川発9時40分の新幹線で米原へ。そこで在来線に乗り換え、1時前に滋賀県の野洲駅着。ゆめディアのM君、カメラマンのW君と合流し、車で10分ほどのA社の工場へ。「マッサン」のセットを見学するためで、工場の建物内に山崎、余市蒸留所のセットが作られている。

 実際の撮影はほとんどNHK大阪内のスタジオで撮られているが、さすがにポットスチルだけはスタジオ内に作るわけにもいかず、別のところにセットを作ったのだ。しかも通常のように美術さんが偽物のスチルを作るのではなく、スチルだけは本物を使っている。

 そのスチルはアサヒさんが持っていたもので、1つは宮城峡蒸留所のビジターセンター脇の庭に展示されていたもの。もう1つも宮城峡の倉庫にあったものだという。長年、雨ざらしになっていたため表面は緑青をふいていて、今回それを大阪の三宅製作所に持って行き、新品同様ピカピカに磨き上げたのだ。そのうちの1基は、おそらく余市の第一号蒸留器ではないかという。

 これについてはあとで(9日に)、実際に磨きを担当した三宅製作所の三宅社長や職人さんにも話を聞いているが、実に興味深い話を聞くことができた。ドラマ「マッサン」の中では、山崎蒸留所も余市蒸留所も、同じスチルを使っている。本物のスチルは2基しかなく、さすがにそれを変えるわけには、いかなかったからだ。ただし、その土台の部分は両蒸留所で変えていて(これは見てのお楽しみ!)、両者の違いをそれなりに演出している。

 もちろん、どちらも石炭直火を再現していて、焚き口のそばに置かれている石炭は本物だった。といっても実際にそれを焚くわけではなく、石炭をくべているシーンは、余市で撮っていると、案内してくれた美術のKさんが教えてくれた。

 A社の工場長(社長)にも挨拶し、見学を終えたのが2時すぎ。NHKの人とも別れ、車で一路京都を目指す。今回は『Whisky World』の特集第三弾ということで、主に京都・大阪の取材。前回、竹鶴政孝の足跡を追って北海道余市に行ったので、今回は主として寿屋の鳥井信治郎と、本邦第1号となった山崎蒸留所の取材が目的である。

 もうひとつは、せっかく京都、大阪の取材するのだからということで、バーも同時に取材することにした。実は今年はワールド創刊10周年の節目の年で、次号から創刊10周年記念特集が始まるが、記念すべき第1号は京都のバー取材だったので、再び京都のバーを訪ねようということになったのだ。

 ということで、まずはバー「柳」。知る人ぞ知る京都の老舗名店バーで、かつては「アーニーホール」として知られていた店だという。そこで1時間ほど話を伺い、その後、2月22日の京都フェスの会場となる平安ホテルに寄り、5時すぎに2軒目のバー「祇おん八咫」へ。

 平安ホテルは会場の下見で、時間がなかったのでメモ代わりに写真だけ撮って10分ほどで後にする。「八咫」は、もちろん神話上の八咫ガラスのこと。サッカーの日本チームのシンボルにもなっている。祇園新町にある、元のお茶屋を改造した居酒屋兼バーで、1階が居酒屋、2階がバーになっている。バーを取り仕切るバーテンダーは2人ともウイスキーエキスパートの有資格者。今年は「プロフェッショナルに挑戦したい」という。

 カウンターや座敷(!)でも写真を撮らせてもらって、7時すぎに取材は終了。そのまま京都駅前のビジネスホテルにチェックイン。新年早々、再びビジネスホテル泊まりである…。

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