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  04 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ジム・マーレイ氏の緊急会見」
 『ウイスキーバイブル』のジム・マーレイさんが急遽来日し、山崎シェリーカスク2013について、記者会見を行うということで、11時に恵比寿の仕事場を出て、会場となるお台場の日航ホテルへ。

 新橋から、久しぶりにゆりかもめに乗って台場に向かったが、天気が良く、東京湾やレインボーブリッジがよく見える。そういえば、シーバス釣りもすっかりご無沙汰である。最後にレインボーブリッジで釣りをしたのは、1年ちょっと前の話だ…。

 会場には11時45分につき、12時すぎからジムさんにインタビュー。ジムさんと会うのは2003年7月以来だから、もう11年になる。『ブルータス』の取材で、その時はスペイサイドの蒸留所を一緒に回った。

 明日(11月13日)で57歳になると言っていたが、表情は相変わらず若々しい。お互い体重のことは言いっこなしである。時間がほとんどなかったので、20分ほどでインタビューを切り上げ、1時から“緊急来日記者会見”。今回、山崎シェリーカスク2013をワールドベストに選んだ理由や、どのようにテイスティングしているのかなどを、かなり理論的に説明していた。

 前にも聞いたことがあったのだが、今回かなり具体的にテイスティングのやり方を聞いて、非常に興味深かった。我々が普段やっているテイスティングと違うのは、すべてストレート、加水は一切やらないという点と、飲みこまず、すべて吐き出すという点だ。しかも、一口目、二口目まではコメントを取らない。三口目、四口目でテイスティングノートを付けるという。まさにジムさんならではの、独創的なやり方だ。

 これが妥当かどうかは分からないが(馴れるまでに時間がかかりそうだ)、少なくとも唯一無二のやり方であることは間違いない。これで執筆にかかる5カ月、約1100種類をテイスティングし、そのコメントを書き、採点をするということは、やはり並み大抵のことではない。単純計算して一日に7~8種類。ジムさんのやり方では、おそらく1つのアイテムに1時間弱かかってしまうかもしれない。

 我々もテイスティングは日々10種類くらいまでだが、ジムさんと違って2~3口目からは加水もするし、すべて飲みこんでしまう。飲みこまないと味も余韻も後口も、そしてバランスも分からないと我々は思っているのだが…。

 その後、ヨーロッパ限定3000本で販売された山崎シェリーカスク2013を、ジムさん流のやり方で一緒にテイスティングし、会見は2時に終了。「これを飲むと、30~40年くらい前のマッカランを思い出す」とジムさんは言っていたが、正直いえば山崎には、これ以上に美味しいものが、ほかにも山ほどある気がする。ホテルでランチを食べ、そのままスコ文研へ。こんどは4時から、シェリー委員会の明比さんと、来年のツアーの件でミーティング。

 出発を4月11日土曜日深夜、羽田発とし、7泊9日(6泊9日?)でやることにした。私と明比さんとダブルキャストで行う、スコ文研念願のツアーの実現だ。ぜひシェリーの現場、そして樽づくりの現場を見てきたいと思っている。シェリー樽の謎を解くためでもある。

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