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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「アデルフィーのブルースさんにインタビュー」
 体調がもどらず。しかし休むわけにもいかないので、午前中『世界の名酒事典』の再校チェックをし、昼すぎにスコ文研。九州大学と検定セミナーの荷物出しを確認したあと、2時からアデルフィーのブルースさんにインタビュー。

 アデルフィーはもちろんグラスゴーのボトラーズだが、今年6月に西ハイランドのアードナマッハンに、新しく蒸留所を創業したばかり。今回はそのプロモートも兼ねて来日したということだった。

 ブルースさんと名刺交換するのは初めてだったが、ブルースといえば、あのバノックバーンのロバート・ザ・ブルース王。まさかその末裔ということはあり得ないと思ったが、冗談で「ブルース王と何か関係がありそうですね」と言ったら、驚いたことに、本当に直系の子孫だという。

 「ロバート王には男の子がいなく、王位を継いだのは娘で、やがてその女婿から誕生したのが、スチュワート王家。私の家系はブルース王の甥の家系です」と、ブルースさん。今年はバノックバーンの戦い(1314年)から、ちょうど700年ということで、7月に一族400人が集まってバノックバーンの古戦場で、記念のイベントをやったという。そういえば9月のスコットランド独立投票の関連で、その記事を見ていたように思う。

 しかし、サプライズはそればかりではなかった。ブルースさんの母方の家系は、あのブレンデッドをつくったアッシャー家の出だという。アンドリュー・アッシャー・シニアには2人の息子がいたが、長男のアンドリュー(アッシャー2世)がウイスキービジネスを継ぎ、弟がビール事業を始めた。もちろんアッシャー2世が、ブレンデッドの生みの親で、ブルースさんの母は、ビール事業を始めた弟の家系だというのだ。

 さらに驚いたことには曾々祖父、つまり5代前の当主はロード・エルギン、エルギン卿で、あのギリシャのパルテノン神殿の彫刻をイギリスに持ち帰った張本人だという。今はロンドンの大英博物館に展示されている大理石の彫刻は、言われてみれば“エルギンマーブル”と呼ばれていたはず。

 スコッチの取材をしていると、たまに華麗なる家系の出身者に出会うことがあるが、ここまで華麗なる家系というのは、他に存在しないかもしれない。母方がアッシャー家につながるというだけでも凄いのに、ロバート・ザ・ブルースにエルギン卿である…。

 そんな話で、すっかり盛り上がってしまったが、とにかくアードナマッハン蒸留所についても、その設立の経緯、そして生産設備の詳細について話を伺った。これも次号の『ウイスキー通信』の編集長インタビューである。

 ということで3時すぎにインタビューを終え、4時から『アエラ』のウイスキー特集のための電話取材。「事務所にお邪魔して…」といわれていたのだが、とてもその時間がないので、電話インタビューということで勘弁ねがっていた。11月1日(土)発売号だという。

 それが終わって6時半から青山の「青山食堂」で、サントリー酒類のK社長以下4人と久しぶりの会食。どうしても話題は「マッサン」のことになるのだが…。結局9時半近くまで飲み、そのままタクシーで恵比寿の仕事場にもどることにした。

 ちょうどNHKから「マッサン」の第17週、18週の台本が届いていた…。

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