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  08 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「『ブレンデッドウィスキー大全』が手元に届く…」
 引き続き、朝から“ウイスキーニュース”の原稿。ヘブリディーズ諸島の新しい蒸留所や、カンパリ社がカナディアンウイスキーのフォーティクリーク蒸留所を買収した話などだ。

 もう一つ、悲しいニュースがあることも知った。それはローランドのブラッドノック蒸留所が売りに出ているというニュースである。ブラッドノックは1993年の閉鎖後、北アイルランドの不動産デベロッパー、レイモンド・アームストロング氏がUD社から買収し、ビジターセンターや貸ホールなどを運営していた。

 蒸留所の建物は歴史的建造物として保存が義務づけられていて、取り壊しができず、かといって生産を再開することは、当時のUD社との契約でできなかったからだ。私がブラッドノックを訪れたのは、その頃のことだが、2000年に最後に訪れた時に、秋から生産を開始できるようになったと、蒸留所のスタッフが嬉しそうに話していた。

 その後、経営はそれなりに順調だと思っていた。パッケージ変更となったボトルが、何種類も出ていたからだ。しかし、やはり2万リットルという制限は厳しかったのかもしれない。アイラ島のキルホーマンだって年間9万リットル以上を造っている。ブラッドノックの本来の規模からいえば、50万リットルくらい造れても不思議はないからだ。もしかしたら、その後契約変更でもう少し造れていたかもしれない。

 いずれにしろ、アームストロング氏の資金繰りがうまくいかず、ブラッドノックは倒産、閉鎖されてしまった。今は北アイルランドのカウンティーダウン(ダウン郡、おそらくベルファスト)にある管財人事務の管理下におかれているという。はやく次の買い手がみつかり、生産が再開されるのを祈るばかりだ。

 というニュースをまとめ、午後イチでスコ文研。フェスの準備でオフィスは足の踏み場もないほどになっているが、2時から世話人のYさんを交え、フェスの主にセミナーの進行の打ち合わせ。さらに4月13日、20日に行われる「ウイスキープロフェッショナル」の集中対策講座のミーティング。13日は東京で、20日は京都である。

 その後、『ウイスキー通信』の校正をして、さらにツアーの最終確認。募集の締切りをして、最終的に参加者20名、総勢22名ということになった。

 その連絡、校正をしている合間に、『ブレンデッドウィスキー大全』10冊を、編集のT氏が届けてくれる。書店に並ぶのは3月29日、30日の予定だが、著者献本というかたちで事前に届けられたのだ。

 やはり、こうして形となって出来上がると嬉しいものである。途中いろいろなことがあり、本になるまでに2年近くかかってしまった。“大全シリーズ”としては5冊目、私の自著としては共著・監修も含め30冊目くらいになる。面倒臭くて、途中から数えるのをやめてしまったので、正確な数字は私でもよく分からない…。それにしても、よくぞ書いてきたものである。

 しかし、これで終わりというわけではない。さっそく次の本にかかるべく、Tさんとそのままミーティング。今年は、あと2~3冊出す予定だ。そして来年、あるいは再来年に、大全シリーズのファイナルとなる『改訂版シングルモルトウィスキー大全』を出したいと思っている。最初の『モルトウィスキー大全』から、ちょうど20年という節目の年になる。

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