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  06 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「通信のテイスティング座談会とNHKの連ドラ…」
 午前中、11時前にスコ文研。30日(土)に開かれる長野屋の試飲会用ボトルのレシピをつくり直す必要性がでたため、急遽、そのレシピづくりに取りかかる。ハイランドパークの1996、98、ラフロイグ等を使う予定でいたが、96をやめ、そのかわりにクライヌリッシュ、ボウモアを使うことにして、結局5種類のモルトウイスキーのヴァッティングレシピを完成させ、そのボトリング。

 その作業終了後、1時半から恒例の『ウイスキー通信』テイスティング座談会。今回の参加者は、この前の東京フェス、ブラインドコンテストで優勝したSTさんを除くテイスター6人。STさんは事務所まできたが、風邪の調子が良くないということで、急遽不参加。残念だが仕方がない。

 テイスティングアイテムは、①パディ100周年記念ボトル、②東京フェス記念・ブナハーブン1990、③グレングラント・5ディケイド、④ハイランドパーク・ロキ、⑤ダグラスレイン・タリスカー5年、⑥タトゥーシュ・バーボンの6種類。

 ①のパディはブランド誕生(1913年)100年を記念したもので、発売当初と同じアイリッシュ・ピュアポットスチル。7年物と若いのと、もともと未発芽大麦の使用比率が高いせいなのか、ピュアポットスチルにしては、ドライで、スパイシーな印象。

 ②のブナハーブンはシェリーバット樽からのボトリングで、どことなくオールドボトルのようなヒネ香、シイタケやトリフュのようなフレーバーがあり、秀逸なブナハーブン。東京フェスのボトル販売ブースでは、一番の人気があったボトルだ。ただし、開けたてのせいか、やや硬い印象がある。

 ③は来年2月に限定販売されるグレングラントのリミテッド。1960年代、70年代、80年代、90年代、2000年代の5つの年代から選んだ樽をヴァッティングしたもので、デニス・マルコム氏のキャリア50周年を祝ったもの。味は悪くないのだが、ややアロマが弱い気がする。これも開けたてのせいか、香りがイマイチ開いていないのだ。抜栓後、少し時間がかかるのかもしれない。

 ④はヴァルハラシリーズの第2弾で、今月初めのテイスティングで飲んでいたが、改めて飲んでみると、実に旨い。通常のハイランドパークに比べて、よりスモーキーでピーティで、ブラインドでは分からないかもしれない。これは仕込みに使用する麦芽が通常のものとは違うからで(本土産のピート麦芽100%で仕込んでいる)、非常に興味深いハイランドパークとなっている。

 ⑤はダグラスレインの陶器瓶のプレミアバレルシリーズの最新作で、タリスカーの5年物と極端に若い。しかし、これもピーティでスモーキーで、スパイシー。最近のタリスカーの仕込みの傾向が分かって面白い。ただ、こうなるとアイラモルトと変わらないのではという意見もでた。

 ⑥はやはり東京フェスで初めて日本に登場した、アメリカ・シアトルのクラフト蒸留所の珍しいバーボンウイスキー。レシピはオーソドックスなバーボンレシピだが、銅製のポットスチルで2回蒸留しているという。40%という度数のせいもあるのか、非常に飲みやすいバーボンに仕上がっている。

 ということで、テイスティング座談会は4時すぎに終了し、話題はどうしても来年のNHKの朝ドラの件に。誰が竹鶴を、誰がリタさんをやるのか、もっぱらその配役についても意見がとび交う。モックンこと、本木雅弘はサントリー色が強すぎてダメだということだが、それよりもリタさんを誰がやるのか、興味津々。当分話題にこと欠かないだろう。

 4時半から再び事務仕事にもどり、6時半に仕事を切り上げ、恵比寿の中華料理屋へ。アサヒのYさん、Oさんらと久しぶりの会食。やはり、ここでも話題はNHKの連ドラのことになったが、具体的にいろいろな動きがあるようだ。急にその件で多忙になったと、Yさんが笑いながら話していた。とにかく、来年はニッカだけではなく、日本のウイスキーにとって、千載一遇のチャンスとなることは間違いなさそうだ。

 そんな話で盛り上がり、そのまま恵比寿の北口にあるバー「トラックス」へ。ボトルキープしていたジャックダニエルのロックを飲みながら、来年のイベント、セミナーについて再び話し合う。その連続ドラマをやっている最中の11月下旬が、初の2日開催となる東京フェス…。来年はとにかく、忙しい一年となりそうだ。

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