1
3
5
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  07 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「タトゥーシュのお土産ボトルを急遽瓶詰め!」
 フェスの準備も佳境に入ってきたが、『Whisky World』の入稿も、相当ヤバイ…。巻頭特集とは別に、世界のウイスキー蒸留所のウルフバーン、カバランについて、タイトル・リード、そしてキャプションを午前中執筆。入稿スケジュール、下版日、台割について、もう一度確認しないといけない。フェス当日ギリギリまで、ワールドの原稿書き、入稿作業におわれそうだ。ヘタをするとフェスの合間も、校正紙に向かわないといけないかもしれない。

 ということで午後イチでスコ文研。今日はいよいよ会場へ荷物を発送する日である。合計70個ちょい。さらに当日車で積んで行く分も含めると100個の段ボールと、まるで引っ越しなみだ。

 そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできた。IWSCで、カバラン蒸留所(金車飲料)が、アジア・パシフィック地区の“スピリッツ・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー”に輝いたというニュースだ。実はこの賞は、日本のマルス蒸留所にも授与されている。

 IWSCはウイスキーだけでなく、ワイン、スピリッツ全般を扱っているコンペティションだが、こうして話題になることは悪いことではない。来年は、我々もこの手の酒類コンペティションを計画している。もちろんアジア初だが、10年後、20年後には世界的なウイスキーコンペティションにしたいと思っている。

 それはさておき、そんなニュースに接しているうちにも、フェスの準備は着々と進行。3時に最終ミーティング。3会場に分かれたセミナーの進行、荷物、特にグラスについて最終確認。セミナー、ブラインドコンテスト用に持ち込むグラスは1,000個を超え、それらの梱包を確認するだけでも、大変な作業である。

 ミーティング後、4時にアメリカのシアトルからタトゥーシュのオーナー、トロイ・ターナーさんが来日。挨拶と打ち合わせにスコ文研に来られたものだ。タトゥーシュは2008年にできたクラフト蒸留所で、トロイさんの曽祖父は南部のルイジアナで、ムーンシャイン、密造酒を造っていたという。

 その当時、曽祖父が造っていた密造酒(バーボン)のレシピをもとに、今回、シアトルで蒸留所を建ち上げたのだ。もちろん今は密造酒ではない。トウモロコシ約70%、ライ麦15%、大麦麦芽15%というマッシュビルで、ポットスチル2基を使って蒸留している。タトゥーシュとはネイティブアメリカンの言葉で、シアトル近郊にタトゥーシュ山脈という山があり、そこから付けたのだという。とにもかくにも、そのタトゥーシュ山系の湧水が素晴らしいという。

 ただし、製品はまだ1つしかなく、セミナーのテイスティングも当初予定していた2種ではなく、1種となってしまった。そのため、急遽トロイさんと相談して、200mlのお土産ボトルをつくることにした。セミナー参加者全員に配られるもので、このボトルが付いて3,000円なら、大変お得である。こういうことは即断即決が肝心だ。すぐに空瓶の洗浄を開始し、ラベルのデザイン、製作に着手。トロイさんたちが帰って2時間後には、ボトル40本が完成し、その撮影も完了。

 これだけの人数で、大きなイベントをやるには、個々の能力も必要だが、スピード感も命であると思っている。いいものをつくるためには、1分1秒でも惜しまず、絶えず前進していなければならないし、あらゆることに臨機応変に対応しなければならない。まあ、自画自賛だが…。

 夕方、『Whisky World』のデザイン、レイアウト案をチェックし、7時すぎに恵比寿にもどる。レイアウトが決まれば、あとはひたすらキャプション書きだ…。明日は、ギリギリまで入稿作業である。

131114.jpg
スポンサーサイト



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter