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  06 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「フェスオリジナルボトルのレシピ考案…」
 連日のテイスティングやセミナー、テレビ出演でヘロヘロになりながらも、午前中ワールドの原稿と、その準備。その後17日の東京フェスで売る“フェスオリジナルボトル”のレシピを考える作業。

 今年のフェスはラフロイグやブナハーブン、台湾のカバラン3種、アメリカのタトゥーシュなど、すでに6種類が決まっているが、新たにオリジナルとして、200mlと120mlの2種類の“源助屋ウイスキー”を出すことにした。9月の長和フェスでも、10月の宮古のシングルモルトの集いでもつくったが、今回はそれらとは違ってハイランドパークを使わずに、今までのスコ文研オリジナルボトルを使うことにした。

 1つは今年の大阪フェスと昨年の大阪フェスのオリジナル、クライヌリッシュとボウモアと使ったレシピ。いくつか組み合わせを試作し、テイスティングをしたが、ある1つの混合比率に行きついた。それは秘密だが、クライヌリッシュのもつワクシーなオイリーさ、甘さと、ボウモアの穏やかで複雑なスモーキーさが絶妙にマッチしている。これは飲んでのお楽しみだ。200mlのボトルで、合計40本つくることにした。

 もう1つはスコ文研設立10周年記念のグレンロセス2001とボウモアの組み合わせ。これもいろいろ、他のものも交えて試作してみたが、やはりロセスとボウモアのマッチングがベスト。その比率にも工夫を凝らした。こちらは120mlのボトルに詰めて販売予定だ。

 それらのテイスティングを午前中やったせいか、昼頃スコ文研に行った頃には、体調がイマイチになってしまった…。あまり午前中から根をつめたテイスティングは、やるべきでないかもしれない。本当なら、それくらいにしたかったが、『Whisky World』のテイスティングが、まだ半分残っていたので、2時すぎからその4種のテイスティング。

 ①信濃屋オリジナルの信州マルス、②響メロー&ハーモニー、③イチローズ・モルト&グレーン、④竹鶴25年の4種で、①の信州マルス(アメリカン・ホワイトオークのほう)は、ややオーク樽の渋みが出すぎていて、バランス的に難がある。②の響はリミテッドのスペシャルバージョンで、その名の通り、非常にメローで蜂蜜のような甘さがあり、秀逸。

 ③のイチローズはスコッチのモルト原酒と日本のモルト原酒、さらに日本のグレーン、カナダのグレーンをブレンドした秩父オリジナルのブレンデッドで、バランス的にも悪くない。非常に興味深いウイスキーで、ブレンドの妙が光る。テイスターのYさんは60点台という低評価だったが、私の採点は80点台と、大きく別れてしまった。

 ④は竹鶴シリーズの最高峰で、リリースはたしか昨年の今頃だったと思う。いかにもリッチで複雑、重厚なフレーバーが楽しめる。②と比較すると、ある意味ニッカらしいウイスキーに仕上がっている。ぜひとも両者を飲み比べてみてほしい。それぞれサントリー、ニッカが目指すものが、はっきり見えてくる。

 というわけで、3時半頃にテイスティングは終了し、4時から再び東京フェスの全体ミーティング。実質、これがフェス前最後の全体ミーティングかもしれない。当日配布するパンフレットや人員配置、セミナーの進行などを最終確認。

 前売りチケットとセミナーチケットの売上げが気がかりだが、これは残り10日間に期待するしかない。特にセミナーは私の『竹鶴ノート』以外は、まだ残数がかなりある状態だ。竹鶴ノートだけは先週完売で、急遽10席増やして定員50名としたが、それも売り切れてしまった。ありがたい話である。他のセミナーも、ここでしか味わえない、ここでしか聞けない話が満載なので、ぜひ注目してほしいと思うのだが…。

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