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  08 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「3日間で87本をブラインドテイスティング…」
 第2日目の昨日はオードヴィーからグラッパ、世界のブランデー、南アのプレミアムブランデー、アニスやフルーツリキュールなど32種類をジャッジ。さすがにアブサンには驚いたが、少し慣れもでてきて、順調にテイスティングが進んだ。12時すぎに終了し、その後並行して開かれている展示試飲会を覗く。カバラン蒸留所のマスターブレンダー、イアン・チャンさんはジャッジの一人だが、ブースにいたので『Whisky World』のアワードの楯とトートバッグなどの土産を渡す。今回の目的のひとつが楯を渡すことだったので、さっそく記念写真。お返しにということで、カバラン・キングカー・コンダクターを1本土産にいただいた。

 その後バスでホテルにもどり軽く昼食をとって3時に再びバスに乗って高雄を出発。新しくできたビール工場を見学に行く。中国の青島ビールと業務提携をしたのか、その辺のところはよく分からないが、そっくりの青(チン)ビールというのを造っている。非常に近代的な工場で、特徴は大麦麦芽の他に、副原料として台湾産の米を使うところだと言っていた。それにしても、暑い! 
まるで蒸し風呂で、汗が滝のように出る。見学後に飲んだビールが、軽いけど旨かった。

 そのまま、この日はバスでアンバサダーホテルに向かい、6時すぎから中国の「郎酒」のテイスティング、およびガラディナーに出席。「郎酒(ランチュウ)」は、北京の「パームスプリングスクラブ」が会員向けに頒布するコーリャン酎(?)で、53%という高いアルコール度数がある。造っているのは四川省らしいが、プレゼンの英語がイマイチでよく分からない。20年間カメで貯蔵させたというが、まったく色がついていなく、香りは独特の臭みがあって、お世辞にも美味しいとは言い難い。しかし、その値段を聞いて驚いた。なんと1本3万円以上するのだとか。「パームスプリングスクラブ」は北京の億万長者だけが入ることを許される、いわばハイソサエティーで、その会員ならこの位の値段は当たり前なのかもしれない。北京だけでなく中国に3000人近い会員がいるという。それにしても…。

 結局、そのパームスプリングスクラブが金を出して、我々一行をディナーで接待という形になった。もちろん、四川などスパイシーな料理が中心で、小さい器での乾杯、乾杯ということになった。中国のこのての宴会の乾杯(カンペイ)は文字通り、一気飲みである。ホストはほぼ全員とそれをやるわけだから、たまったものではない。結局こちらも、20杯近くを各国のジャッジ達とやるハメに…。まるで宮古島のオトーリである。

 で、今朝は案の定、2日酔い。熱い風呂に入って何とかアルコールを抜いたが、暑さと湿気、そしてそれとは対照の冷房で体調は最悪。部屋のエアコンを切っても巨大なホテル全体が冷えているので、夜は寒いのだ。それでも朝食だけはしっかり食べて、予定通りバスに乗り、3日目となる会場へ。いよいよ本日が最終日である。

 3日目はオードヴィーに始まり、アルマニャックVSOP、アルマニャックXOと計25種類をジャッジ。なんとか無事、3日のテイスティングを終えることができた。私たち(ジャッジテーブルNo.1)が3日間でジャッジした本数は合計87種類。テーブルごとに違っていて、多いところでは100種以上をやったところもあるという。それにしても、1本もウイスキーをジャッジしなかったのは、いかがなものかという思いがある。私が呼ばれた意味が、これではあまりないのではとも、思えるのだが…。そもそも、ウイスキー自体の出品が、ほとんどない。日本からは、1本も出てないようだ。メダルを獲ったものの中に、インドのUD社が造るシングルグレーンが入っていて驚いたが…。いずれにしろ結果は2週間後に発表になるという。

 ということで2時前に会場であるアリーナを後にし、バスで再びホテルへ。昼食は漢神デパートの地下にあるフードコートで海鮮麺を食べて済ませる。さすがに疲労コンパイなので1時間ほど仮眠をし、7時半からホテルのバンケットルームで開かれたフェアウェルパーティーに出席。再び高雄市長がやって来て、挨拶。そういえば昼に、次のスピリッツコンペティションの開催地がブラジルであることが発表された。日時は同じ6月の第1週。駐台湾ブラジル大使も出席して、盛大なパーティーとなった。行く機会があるかどうかは分からないが、直後の6月12日からはサッカーのワールドカップである。はたして来年はどうなっているのか…。

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