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  06 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「究極のモルトマラソン第5回目」
 スコットランドから帰ってきて、『Whisky World』や『ウイスキー通信』、ウイスキープロフェッショナルの問題作りに忙殺されていたが、気がつけば早や一週間が経過している。なのに、相変わらずの時差ボケで体がシンドイ。今朝も再び3時半に起床…。留守中の問題処理に追われているせいもあるのかもしれない。とにかく、想定もしてないような問題が、次から次へとよく起きるものである。スタッフの入れ替えとも重なって、気が休まることがない。

 と、グチも言ってられないので昼すぎにスコ文研。プロフェッショナル試験の問題作成。当日の準備に午後は忙殺される。一段落したところで、7時から『究極のモルトマラソン』の第5回目。今回はクラガンモアに始まって、ダルウィニーまでの6種類。まずは最初の4種がスペイサイドモルトなので、スペイサイドとは何かについて、1時間弱ほど話をする。

さらにクラガンモアとダルウィニーが、旧UD社の“クラシックモルトシリーズ”なので、クラシックモルトとは何かについてもレクチャー。考えてみれば、このシリーズが出てから今年で25年。その間、よくぞ出し続けてくれたものだと思う。

最初のリリースは1987~88年当時だから、それぞれの原酒は70年代前半のものと思われる。今飲むと、必ずしも当時の感動はないが、それでもシングルモルトの、ある意味、金字塔ともいえるシリーズだ。

 ①のクラガンモアは、そのクラシックモルトの12年ではなく、リミテッドの21年。カスクストレングスである。2010年のボトリングだが、これがすこぶる美味しい! ②のクレイゲラキはGMのコニッサーズチョイスの1991年、③のダルユーインはOMCの15年である。そういえばダグラスレインのフレッドとスチュワートの2人の兄弟が分裂し、新ダグラスレイン社とハンターレイン社の2つに分かれてしまった。業界の最新ホットニュースである。そんな話も交えつつ、4番目のダラスドゥー。

 これは1980年代ボトリングのオールドボトルで、棚の片隅から出てきた超レア物…。ややヒネ香があって、いかにもオールドらしいが、それでもネット上では現在3~4万円もするボトルである。⑤はダルモアの18年で、⑥がダルウィニーの15年。もちろん、どちらもOBだ。

 こうして飲んでみると、やはりスペイサイドの華やかさがよく分かる(例えばダルウィニーとクラガンモアを比べると)。その中でカスクストレングスのクラガンモアが断トツである。寝不足で、もうろうとしながらのモルトマラソンだったが、かえってアロマやフレーバーがダイレクトに脳に響いてくる。感覚が逆に研ぎ澄まされているような不思議な感覚に陥る。いわば、○○ハイという状態なのかもしれない。時差ボケも、そう悪くない…。

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