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  06 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「マッカランのノンエイジと007の『スカイフォール』」
 木曜に帰ってきたので5日目だが、時差ボケがますますヒドくなる。これって、老化現象…。今朝は3時半に眼がさめてしまったので、仕方なく4時から原稿と校正に取りかかる。

 まずは、たまりにたまったウイスキーニュースの原稿である。最後に書いたのが出発前の5月1日だから、20日余り書いてないことになる。その間にたまったニュースソースは20件以上! それらの英文資料すべてに目を通し、その中から5~6本のニュース原稿を執筆。10時近くまでかかって、それらを書き上げたが、ヘトヘトである。

 その中でも注目記事は、マッカランのノンエイジ商品かもしれない。10年、12年、15年という従来の熟成年表示をやめ、ゴールド、アンバー、シエナ、ルビーという4色で表現した、4種のノンエイジ商品をリリースしたのだ。“年数表示の時代は終わった…”と、業界紙でも大きく報じられ、業界全体で賛否両論、大きな騒動となっている。

今回、スペイサイドに滞在している時にそのうちの1本、ゴールドを飲んだが、やはり若いという感は否めなかった。アンバー、シエナ、ルビーは飲んでないが、それぞれ従来品と比べてみたいと思っている。いずれにしろ、これはスコッチだけでなく、世界的なトレンドかもしれない。今回訪れたほとんどの蒸留所で、このノンエイジ商品と似たコンセプトのボトルを見かけた。

 マッカランといえば、帰りのBA機内で観た007シリーズの『スカイフォール』の中で、マッカランの50年物が登場していた。ジェームズ・ボンドと敵役である元M16の諜報部員(名前は忘れた)が、互いに好きなモルトだといって乾杯するシーンがあるが(その後の展開はショッキング)、マッカラン50年がこのシリーズに登場するのは、初めてではないかと思う。

 それにしても最後に登場するスコットランドの風景がスゴイ!! ジェームズ・ボンドが育った「スカイフォール」という石造りの館と、その周辺の風景が画面に映し出された瞬間、この映画がある種、別の空間に突入したと思えた。もう、あの風景だけで十分で、戦闘ヘリによる激しい戦いのシーンはあまり意味を持たないようにも思えるのだが…。

 とにかく、あの風景のもつデーモンのような圧倒的な迫力は、一見の価値がある。もちろん館はセット、風景も一部CG処理されていると思うが、それにしてもスゴイ…。どこでロケをしたのだろうか。そして初めて語られる007の幼少時の過去。謎は明かされないままで終わっているので、ボンドの幼少時の謎は次回作以降に引き継がれるのであろう。
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