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  11 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「マルス5種のテイスティングと竹鶴ノート・・・」
 スクールの「竹鶴ノートを読み解く」の準備をして、午後スコ文研。寒いと思ったら、外は雪が舞っている。

 事務処理をした後、2月24日(日)の博多のセミナーの資料準備と、その時にやる信州マルス蒸溜所の5種類のウイスキーのテイスティング。セミナーは本坊酒造とのジョイントで、講演後に本坊のTさんと一緒にマルスのウイスキーについてプレゼンをするからだ。そのためのサンプルを送ってもらっていた。

 その5種類とは、①岩井トラディション、②同ワインカスクフィニッシュ、③ピュアモルト駒ヶ岳10年、④シングルモルト駒ヶ岳22年、⑤同24年。①②がブレンデッドで、③がヴァッテッド、④⑤が信州マルスのシングルモルトだ。

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 岩井トラディションとは、もちろん1960年に山梨の石和工場をプランニングした岩井喜一郎のこと。摂津酒造における竹鶴政孝の上司で、竹鶴の実習ノートは岩井宛に提出されたもの。その岩井の名を冠してるだけのことはあり、バランスに優れた佳酒である。①はそのスタンダードで、②はそれをワイン樽(赤ワイン?)でフィニッシュさせたもの。ややポートカスクに似たフレーバーがある。

 ③④⑤は木曽駒ヶ岳の麓にある信州工場にちなんだブランド名で、どれもしっかりとしたアロマ・フレーバーがあり、バランス的にも申し分ない。リッチでスパイシーでありながら、瑞々しいフルーツやハーブを思わせる個性的なフレーバーがある。

 1時間ほどテイスティングをし、そのコメントを書いたあと、5時からミーティング。アメリカ取材のアポ取りと次号の『Whisky World』のコンテンツ確認。長崎取材と博多ブース出展の物販リスト、さらに今後のスケジュール確認。オフィスの壁に貼ってあるカレンダーの空白が、どんどん埋まってゆく・・・。

 ミーティング終了後、いそいでカップラーメンをすすり、7時から「竹鶴ノートを読み解く」の第4回目講義。今回が4回シリーズの最後で、蒸留の項を読解。ついに実習ノートの1が終了し、2に入る。最後ということもあり、テイスティング用にキャンベルタウンのスプリングバンク10年、ロングロウ10年の2本を用意していたが、講義中からバンクは飲み、そして終了後にロングロウを飲んでしめとした。

 結局ノート2の蒸留のところまでしかできなかったが、今回のセミナーはひとまず終了。日を改めて、特別講義で残りをやることにした。その日までには、竹鶴ノートにまつわる、いくつかの謎について解いておかなければならない・・・。
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