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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「『コニサー倶楽部』とシャクルトン・ボトル・・・」
 『ウイスキー通信』のほうは昨日でほぼ終了したので、午前中『コニサー倶楽部』の竹鶴ノートの校正、その解説文を原稿用紙3枚。『コニサー倶楽部』は年3回発行している小冊子で、1号8ページだが、通信と同時に作るのは、なかなかシンドイ作業だ。今回は前半のバーテンダー座談会が一段落したので、その代わりにスコットランドの全蒸留所をオーナー別に表にしたものを2ページ掲載することにした。

 従来テキストなどで全132蒸留所としていたが、ブルイックラディが進めていたポートシャーロットの復興計画は、レミーコアントローが買収したことで、先行き不透明になってしまったので、あえて外すことにした。そういう意味ではシェットランドのブラックウッドも、ローランドのレディバンク、バラ島のアイル・オブ・バラ、スカイ島のプラバンナ・リンネも、そろそろ外す時かもしれない。ここ2~3年、まったく動きがないからだ。

 それに代わって西ハイランドやローランドで、まったく新しい蒸留所の話が出てきている。さらにディアジオもペルノもスペイサイドに新規蒸留所を建設予定で、リストも再び変わる可能性がある。ここへきて、けっこう動きが急なのだ。

 コニサーの校正をやったところで、昼すぎにスコ文研。フェスと鹿児島の後片付けが、ようやく終了しつつある。先週はエキスパートの認定証と認定バッジを発送し、16日の日曜にはシングルモルト検定。それが終われば12月26日の『ウイスキー通信』の発送である。
 
 スコ文研で『コニサー倶楽部』の最終校正をして、その後、2月にやる大崎セミナーのテイスティングボトルの撮影、さらに先週届いたアーネスト・シャクルトン・ボトル第2弾の撮影・・・。ついでだから第1弾と比べてみた。ボトル自体はそう変わらないが、外箱が相当変わっている。第1弾にはついていなかったが、今度の第2弾にはリーフレットや写真、シャクルトン隊の足跡や“シャクルトン小屋”の見取り図などもついていて、今回の復刻ボトルの全容を知ることができるようになっている。

 前回から疑問に思っていたボトルの肩ラベル、ここに『エンデュアランス号』と書かれている謎も解明できた。実は第2回のシャクルトン隊の探検は、その乗って行った船の名前をとって、通称“ニムルッド号探検”と呼ばれているのだ。エンデュアランス号は1914年の第3回南極探検の際に旗艦とした船の名前で、ミスプリではないかと思っていた。

 しかし、今回のリーフレットを読むと、1907年の探検も直前までエンデュアランス号で行く予定だったのだという。ニムルッド号に変更されたのは出発の直前で、すでにボトルは出来あがっていた後だったのだ。だから、肩ラベルはそのままエンデュアランス号になってしまったということらしい。これもまさに、知られざる事実である。その辺の経緯については、次号の『Whisky World』で書こうと思っている。

 『コニサー倶楽部』と撮影が一段落したところで、5時半すぎにスコ文研を出、6時半にイラストレーターで版画家のWさんと、久しぶりのミーティング。月イチ、Wさんがヨガ教室で上京するタイミングに合わせているのだが、今回はスコ文研オリジナル『蒸留所版画シリーズ』の、新規版画の打ち合わせ。トートバッグも好評のため、新しくアードベッグ、ラガヴーリンを来年早々にも制作したいと思っている。

 その絵柄を渡し、だいたいの案を伝える。アードベッグに組み合わせるのはアザラシだが、ラガヴーリンは白鳥だろうか・・・。ラガヴーリン湾には、優雅に泳ぐ白鳥の姿がよく見かけられる。実はラガヴーリン湾は天然のホタテで有名なところだが、ホタテを描くわけにもいかず・・・。Wさんにも、「そんなこと誰も知りませんよ」と言われてしまった。私の中ではラガヴーリンとホタテは常識なのだが、やはり少々マニアックすぎるのかもしれない。

 ま、白鳥というのも、相当マニアックな知識ではあるが、ホタテよりは絵になる・・・。いずれにしろ、お楽しみである。

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