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  08 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「『ウイスキー通信』のテイスティング座談会」
 午後1時半から『ウイスキー通信』第10号のテイスティング。今回のアイテムは①ロイヤルブラックラ、②キルケラン、③ベンリアック1976、④ボウモア1994、⑤ラフロイグ・カーチェスの5種類。

 ①はダグラスレインのOMCで、エリザベス女王戴冠60周年、ダイヤモンドジュビリー記念ボトルで250本の限定。②はキルケラン(グレンガイル)の“ワーク・イン・プログレス”の2011年ボトリング。③は鹿児島の「キンコー」向けのOBで、76のベンリアックの中でも1、2位を争う出来だと思うのだが。④は大阪フェスのスコ文研オリジナルボトルのボウモア1994、17年物。もちろんカスクストレングス。⑤は「フレンズ・オブ・ラフロイグ」18周年記念のカーチェス。カーチェスとはゲール語で『友達』の意味で、蒸留所から直接購入した。

 テイスター6人が断トツ1位に選んだのはやはり③のベンリアックで、6人中5人が90点以上というハイスコア!おそらく過去11年間、60回以上やった通信のテイスティングの中で、これが最高得点と思われる。この圧倒的な南国フルーツ香は、もはやウイスキーの領域を超えている…。

 長熟(40~50年)のコニャック、それもグランドシャンパーニュのコニャックに見られる「ランシオ香」に近いものがあるが、その理由はなんだろう。いや、コニャックのランシオ香より、はるかにスコッチのランシオ香のほうがスゴイという気がする。

 コニャックのランシオ香は、うっとりするような陶酔感と、ねっとりするような甘味が特徴で、官能的ともいえるが、このベンリアックに見られるランシオ香は、搾りたての南国フルーツ、白桃のフレッシュな果実風味があり、それでいて独特の陶酔感がある…。

 ランシオは一般的にキノコ(マッシュルーム)や、ある種のカビ、オイリーさととらえられているが、シングルモルトに見られるランシオはもう少しフレッシュで爽快感がある。瑞々しい…といったほうが正解かもしれない。それにしても…。

 ひとしきり、そんな話で盛り上がり、テイスティング座談会は時間をオーバーして、4時すぎに終了。そのまま代表世話人のYさん、Sさんとウイスキースクールの簡単なミーティングをして、5時前にお開き。連日の暑さと寝不足の体に、昼間のウイスキーはかなりこたえる。夜はオリンピック中継を見ながら寝てしまった。
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