FC2ブログ
1
2
3
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「ブナハーブンのテイスティング取材とハイランドパーク」
さすがに昨日夜遅かったせいか、午前中の原稿ははかどらず…。それほど飲んだわけではなかったが、頭が冴えてなかなか眠れなかった。考えなくてはならないことと、決めなくてはならないことが、相変わらず山のようにある…。

午前中、アサヒから購入したハイランドパークのボトルが山のようにスコ文研に届く。私が蒸留所まで出向いて厳選した5樽からボトリングした、日本限定の「土屋守セレクションシリーズ」の5種で、今後、スコ文研で販売するためである。

さらに、同じく日本限定のシングルカスク1967年も購入した。こちらは私が選んだものではないが、シェリーバットからのボトリングで、この樽も実際、ハイランドパークで見ている。

どちらも、非常に稀少性が高いことは言うまでもないが、私にとって我が子のように可愛い存在でもある。決して安い買い物ではなかったが、スコ文研で売ることで、少しでもオークニーの人々に恩返しができたらと考えているのだ。

そんなこととは、まったく関係がないのだが、2時半から広尾のバー「マーロウズ」で、ブナハーブンとブラックボトルの取材。今回、ハイランドパークに代わってアサヒが注力することになるブナハーブン12年、25年、トチェック、ブラックボトルの4種をテイスティングしながら、インタビューを受ける…。

リニューアル後の12年物は初めて飲んだが、シェリー樽原酒が効いているのと、46.3%という度数、ノンチルのせいか、非常にリッチで、従来のブナハーブンのイメージとかなり違うという印象を持った。ストレートより、大ぶりのロックグラスに氷を入れて、ギンギンに冷やして飲んだ方が美味しい。

25年は秀逸なブナハーブンである。長熟のブナハーブンの良さが存分に発揮されている。うっとりするような陶酔感があり、アイラモルトとしてはこの上もなく上品で、ノーブルだ。

トチェックはヘビリーピーテッド(麦芽はポートエレン製で、フェノール値はカリラと同じ35ppm)のブナハーブンで、確かエドリントンに替った1999年頃から仕込みを始めたもの。その9~10年物である。

すでに「モンニャヴァール」や、アイラフェスなどの限定品で、ヘビリーピートのブナハーブンは出ているが、このトチェックが一番バランスが良い。10年近い熟成で、ようやく本来の力が発揮されているかのようだ。ヘビリーピートだが、ソフトでフレッシュ!まさしくアイラモルトの入門編にふさわしい気がする。

ブラックボトルは従来のようなピィーティさ、スモーキーさは感じられないが(グレーンがやや勝っている…)。これはこれでハイボールやジンシャーエールで割ったら美味しい。実際、ハイボールを作ってもらったが、バツグンの相性である。

ということで、取材は4時ごろに終了し、そのまま歩いてスコ文研。ようやく春の陽気となってきたが、明治通り沿いの桜はまだ固いつぼみをつけたままである。
スポンサーサイト





* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter