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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「通信のテイスティング座談会」
 昨日、今日とウイスキーコニサー教本上巻の校正、通信の原稿、テイスティングのボトル撮影。

 1時半から「ウイスキー通信」恒例のテイスティング座談会。世話人のSさんが家族旅行でロンドンに行って不在なので、今回の出席者は私を含めて5人。創刊2年目の2002年から10年間、ほぼ不動のメンバーである。

 テイスティングアイテムは ①レッドブレスト12年カスクストレングス ②キングスバリー・クラガンモア17年 ③GMコニッサーズチョイス・グレンキース1968年 ④OMCマッカラン15年 ⑤ラトレーズ・ブレンデッドモルト19年の5種類。

 ①のレッドブレストは注目のボトルだったが、口開けのせいもあってか、イマイチ香り立ちが悪い…。ピュアポットスチルらしい、ライチのようなオイリーさもあまりなく、アルコールの強さ、粗さだけが目立ってしまっている。もう少し時間をおき、あるいは最初から少量の水を加えた方が、レッドブレストらしさが出るかもしれない。シェリー樽熟成ということだったが、シェリー樽風味もあまり感じられなかった。

 ②のクラガンモアは期待をしていなかったが、穏やかでバランスも良く、スペイサイドらしい華やかさもあって好印象。③のグレンキースは姉妹蒸留所のストラスアイラを彷彿させるような、熟したリンゴ、カルヴァドスのような風味があり、さすが1968と思わせるものがあった。これで1万6000円台は安い!!

 ④のマッカランは、さすがOMC。シェリー樽ではないが、リッチでコンテンツもびっしり詰まっていて、いわゆるローバスト。マッカランのもともと持っている酒質の高さをうかがわせる。

 ⑤のラトレーズは、ボトラーズのデュワラトレーの新商品。オーヘントッシャン、バルブレア、ベンリアック、ボウモアの4つのモルトをヴァッティングしているが、すべてがシェリーバットというこだわりだ。さすがに重厚なフレーバーがあり、飲むとボウモアのスモーキー、ピーティさが顕著に効いている…。

 それぞれの評価については4月25日発行予定の「ウイスキー通信No.8」を見ていただきたいが、その後に話題のボトルということで、グレンモーレンジの『プライベートコレクション第3弾』アルテインと、サントリーのウイスキーショップW.オリジナル白州の2種類をテイスティング。

 アルテインはイタリア・トスカーナのサッシカイアの樽で後熟させたもので、白州もボルドーの赤ワイン樽で後熟させている。どちらもルビー色を帯びた色調で、この季節らしい華やかさがあり、花見にピッタリの酒かもしれない。バランス的には白州の方が上だと思えるのだが…。

 座談会は4時頃終了し、その後は再び校正作業。6時にデザイナーのIさんが来て、「ウイスキー通信No.8」のミーティング。台割を渡し、今後のスケジュールを確認。入稿まで、3週間である…。

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