FC2ブログ
1
2
3
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「竹鶴ノートとセミナーの準備」
 年に3回発行しているエキスパート、プロフェショナル有資格者向けの「コニサー倶楽部」の校正。竹鶴政孝の「実習ノート」、通称“竹鶴ノート”の現代語訳(表記)の連載で、これもようやく4分の1が終了するペース。

 上下2冊のノートの上巻の半分ほどまできた。糖化から発酵のくだりである。毎回苦労する点は、尺貫法の表記。長さはまだ良いのだが、重さ、容量を現在の単位に変換するのは、面倒な作業である。

 糖化のところで一番驚いたのは、今日では当たり前となっている麦芽の挽き分けが、竹鶴ノートの中では一切述べられていないことだ。当時(1920年)、そんなことは行われていなかったのか、それとも竹鶴が知らなかっただけなのか…。いつか、竹鶴がバイブルとした、ネトルトンの本に当たってみたいと思っている。

 結局、校正と現代語訳にほぼ半日費やしてしまう。その後、25日の「特別テイスティングセミナー」の、グレンバーギ、ロングモーンの資料調べ。バーギは1983年、ロングモーンは1976年蒸留だが、それぞれをテイスティングするためには、その当時の造り、状況を知らないといけない。

 バーギはその当時ハイラムウォーカー社の所有で、ロングモーンはグレンリベット・グレングラント蒸留会社の所有。麦芽はバーギが専門の業者から、ロングモーンは隣接するベンリアック製である。ともにゴールデンプロミス種と思われるが、当時はゴールデンプロミスの全盛時代。それにしても、何故1976に美味しいモルトが多いのだろうか。ウイスキーにはワインのようなヴィンテージはないはずなのだが。

 これも、今後の課題である。
スポンサーサイト





* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter