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  03 ,2023

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「サントリーの記者会見とインタビュー」
 このところガロアの巻頭特集の原稿に追われている。今号から2年間、ジャパニーズの特集を毎号やろうと思っていて、第1回はウイスキー発祥(?)の地ともいえる浦賀、そして横浜を訪ねている。それらは「ぶらり旅」の形で10~12ページほどでお届けしようと思っているが、それとは別に日本人が初めてウイスキーを飲んだ、接した1853年、54年のペリー来航について、私自身が巻頭で原稿を書くことになっている。

 その原稿(7~8ページ分)を、とにかく午前中を使って書き進める毎日が続いている。トータルで原稿用紙にして20~30枚近くになるため、大変だ。ましてやそれだけに集中するわけにもいかず、連日昼すぎには事務所にいって、各種ミーティング、そして取材対応、さらに検定、コニサー、イベントの準備と続く。つくづく原稿にだけ集中できたらどんなにいいかと思うが、そうはいかないのが現実だ。

 昨日も午前中原稿を書き、その後ミーティングを1件入れ、午後2時に赤坂のサントリーホールへ。2時半から開かれたサントリーの記者会見に出席するためで、その様子と、その後4時から行われたチーフブレンダー、福與さんへのインタビューは、これも次号のガロアに掲載予定だ。昨年11月に、2023年、2024年にかけてサントリーが取り組む、いくつかの100年記念事業のことについては聞いていたが、そのうちの1つが、今回の記者会見で発表されたということになる。

 それは山崎、白州の品質向上、そして需要創造に向けたプロジェクトで、品質向上に関しては両蒸留所のフロアモルティングを復活させることと、山崎ではパイロット蒸留所の公開、そこでの新たな取り組み、白州では酵母培養プロジェクトの創設などだ。さらに、どちらの蒸留所も新たなウイスキーファン獲得に向けてビジターセンターを新しくする予定で、改修工事が完了し、一般見学者を受け入れられるようになるのは、今年秋以降のことだという。

 またハイボールを日本の〝ソウルドリンク″と位置づけ、さらなる文化普及に努めるとしている。そのためのプレミアムハイボール缶、白州を6月に新発売する。白州のシングルモルトだけを使ったハイボール缶で、そのことについても、福與さんに話を聞くことができた。もちろんフロアモルティング、パイロット蒸留所、酵母培養についても、詳しく話を聞くことができたが、詳細はガロアに掲載予定なので、楽しみに待っていてほしいと思う。

 記者会見、インタビューが終了して、事務所に戻ったのが5時半すぎで、再びミーティング、ガロアの進行、そして検定、コニサー、レクチャラー、さらにTWSCである。TWSCは、審査員のグループ分け、フライトの構成、それらのマッチングも完了し(洋酒部門)、いよいよ今週から来週にかけ、サンプル小瓶詰めと、その発送作業が始まる。焼酎については来週から審査員分け、フライト、そしてそのマッチング作業が来週から始まる。新しい事務所に移り、広くなったとはいえ、朝イチからの集中を要する作業が、これから2~3週間続くことになるのだ。

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