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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「モルト大全のファイナル版を始動!?」
 26日の日曜日に東京と大阪でウイスキープロフェッショナル(WP)の試験が2ヵ月遅れで行われた。コロナ禍の中で、何度も延期か中止かを迫られたが、緊急事態宣言が解除された5月下旬に開催を決断した。7月下旬になれば、少しは世の中が落ち着き、感染者も減ると考えたからだ。しかし、見通しは甘かったようだ…。

 日本国政府はGoToキャンペーンで旅行を推進しているが、そんな中イベントや試験をキャンセルすると、我々にはキャンセル料が発生する。驚いたことに緊急事態宣言の中では、キャンセル料は発生しない(と、会場が言っている)が、そうでない場合は、しっかりと取られるのだ。もちろん、このキャンセル料を国は一切払ってくれない。この4月から、ウイ文研のフェスやイベント、セミナー等で払ったキャンセル料は、すでに数百万円に達している。さらに今年初開催予定だったジャパニーズフェスでは、チケットの払い戻しも行い、その手間ひま、人件費を考えると、1000万円近い損失を出しているのだ。それでも、ウイ文研として何とかやりくりしてきた。

 ウィズコロナで生き残るために、あらゆる方策を考え、リアルのイベント、リアルのセミナーにかわるものとして、オンライン、バーチャルのセミナー、テイスティング会に挑んできた。今、ようやくウィズコロナで生き抜く方法が見つかりつつある。未知なることを考えたり、未知なることに挑むことは、ある意味性分に合っている。ウイ文研は次なるステップに向けて、考えられるかぎりの方策を考え、やれることをすべてやっていこうと思っている。

 ガロアの原稿執筆、編集作業は佳境を迎えているし、焼酎公式ガイドブックも本格化してきている。単行本は現在2冊同時進行しているが、8月からはいよいよ『モルトウィスキー大全』のファイナル版にとりかかろうと思っている。今のウイスキーブームの火付け役になったのは、1995年に出した私の『モルトウィスキー大全』(小学館)だったと自負しているが、あれから今年で25年になる。その間、2002年に『改訂版モルトウィスキー大全』、2009年に『シングルモルトウィスキー大全』を出したが、その最後のシングルモルト大全からすでに11年になる。

 今、読み返してみると、とても興味深いが、いかんせんここ4~5年の変化は凄まじく、今日的な意味では役に立たない情報も多い。おそらくスコッチが過去50年で経験したことを、その10分の1の5年ほどで経験したことになる。そしてそれは、今も加速度的な勢いで変化しつづけているのだ。スコッチはかつて変わらないことが良いことだとされたが、今は普遍的なものと、そうでないもの、つまり不易と流行をきっちりと使い分けなければならない。今、コロナでスコットランドに渡航できないからこそ、コロナ後を見据えて、25年の成果と変化を一冊にまとめておこうと思い至った次第だ。

 もちろん、これは小学館の本だが、ウイ文研はウイ文研として、今年中にジャパニーズの本にも取りかかろうと思っている。あ、忘れそうになったが、コニサー教本のアイリッシュ、アメリカン、カナディアンも現在進行中だ。しばし、待っていてほしい。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter