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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「WPの集中対策セミナーを一日中録画 」
 ガロアの仕込み、祥伝社の単行本、ウイ文研のオリジナル本、さらにガロアの別冊の企画と目白押しだが、昨日の土曜日は、ウイスキーコニサー教本の中巻、スコッチ編の再校が上がってきたので、その校正に取りかかる。なんとしてでも、来週中に入稿してしまいたいからだ。

 5月下旬に、この中巻が出版できれば、今年中にアイリッシュ、アメリカン、カナディアンの下巻も出版したいと考えている。コロナでフェスティバルやイベント、セミナーが中止になっている今だからこそ出来る作業で、そういう意味では貴重な時間だ。ジャパニーズについては、まだ悩んでいる。下巻の中にそのまま組み込むのか、それともジャパニーズは別巻としてこれだけで1冊にするのか。もう少し状況を見極めたいと思っている。2004年に始まったコニサー資格、そしてその教本も、ついにここまで来たのかという思いである。

 ジャパニーズを迷っているのは、もちろんボリュームの問題もあるが、一番肝心なのはジャパニーズの定義の問題である。すでに5年近く前から私たちウイ文研はジャパニーズの定義について提唱してきた。しかし、今回のコロナのことでも露呈したが、官や政治家に頼ることは、まったく無意味かもしれない。このことは、私自身が大いに反省していることでもある。

 今思えば、独自に記者会見まで開いてジャパニーズの定義について訴えた、あの時に一気に走ってしまったほうが良かったのかもしれない。「ウイ文研が決めたところで…」という外野の声を気にして、やや腰が引けてしまった。それは、しかるべき団体が業界内部の問題として定義を決めるのが一番と思っていたからだが、物事はそういうことでは動かないと、よく分かった。さらに決めたところで、その後どうするのかという、未来ビジョンが見えない。私たちが提唱したように、それにはJWAという新しい組織が必要になってくる。

 まぁ、コロナは再考する良い機会を与えてくれている。ジャパンブランドに対する世界的な評価の下落、そして信頼の喪失から、せめてジャパニーズウイスキーの信頼だけでも取り戻したい。ウイスキーに関わる者として、それは誰もが共通して抱く思いだ。私の残りの人生をかけてでも、そのことだけは実現したいと思っている。要するに、今の政治家や官僚に任せておけないということだ。

 スコッチはもともと反骨精神とともにあった。ロバート・バーンズは「Whisky and freedom gang together!!」、ウイスキーと自由は共に歩むと唄ったが、もう一度、その原点にもどることかもしれない。
 
 ということで(?)、今日は一日中ウイ文研でウイスキープロフェッショナルの集中対策講義。といってもオンライン授業のための録画作業で、アイパッドの前に座ってスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズについて、教本に沿って合計6時間近く話をする。

 無人のオフィスで一人、カメラに向かって講義をするというのは私にとっても初めてで、やってみると思った以上に体力も気力も消耗することがよく分かった。通常のセミナーはもちろんライブなので、受講者の反応を確かめながら軌道修正ができるが、目の前にあるのは小さなアイパッドのみ。受講生の反応がないのが一番ツライ。12時に始めて、夕方6時近くまでかかったが、終わった時はグッタリ…。今までに経験したことのない疲れである。

 テイスティングの講義は日を改めるが、オンライン講義は、まだ分からないことだらけである。


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