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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「連休中、ウイ文研でひたすらテイスティング」

 緊急事態宣言が531日まで延期されることになった。ウイ文研としては、こうなることを見越してはいたが、それでもより厳しくなることは避けられない。すでに週イチ出勤、週イチテレワークを決めているが、この体制で、いったいいつまで持つことやら…。


 連休前にTWSCのジャッジ36名に対してサンプル小瓶とジャッジペーパーを送付してあったが、37番目のジャッジとして私も、連日ウイ文研につめて、テイスティングを行っている。前回のTWSCでは私はジャッジに加わらなかったが、なにしろリモート審査は今回が初めて。しかも、それを前回同様のブラインドでやるということで、ジャッジ一人ひとりにかかる負担が大きくなる。そのため私もジャッジに加わることにしたのだ。


 できれば洋酒450本近くすべてをやりたかったが、そうもいかないので半分の約200本を私がやることに。フライトで言ったら28フライトである(全体は65フライト)。各フライトのアイテムと、飲む順番はすでに決めてあって、それを今回のリモート審査でも、ほぼ踏襲している。変更は2~3フライトだけである。


 サンプル小瓶は30mlのプラスチック製で、これに詰めるが、すべての作業はフライトごとで、さらにジャッジごとに名前を貼った段ボール箱を用意し、そのジャッジがやるフライトごとのサンプル小瓶を梱包していった。もちろんサンプル小瓶にはフライトNoと、そのフライトの中で何番目に飲むかの番号を書いたラベルを貼っている。


 通常テイスティングペーパーは1枚だが、今回は2枚用意した。1枚はサンプル小瓶を置くペーパーで、もう1枚がグラスを置くペーパー。これはミスを極力避けるためだ。ジャッジペーパーは提出用と控え用それぞれ1枚ずつ。つまり1フライトにつき4枚のA4ペーパーが用意されていることになる。もちろんフライトごとのサンプル小瓶は、それだけで透明のジップロックに入れ、他のフライトと混ざらないようにしてある。


 実際、私もこの連休中、毎日無人のウイ文研オフィスに通ってやってみたが、よく考えられたシステムだと思う。これなら間違えることもないだろう。もちろん各自のグラスも同じ、そして加水用の水も、それぞれ軟水を用意してもらった。ただ、それを一人でやるとなると、意外と手順が多く、さらにブラインドゆえに緊張も強いられる。


 テイスティングノートを書くわけではないが、それでもアロマ、フレーバー、フィニッシュの順に感じたことを控えペーパーにメモしてゆく。左手にグラス、そして右手にシャープペンである。この連休中にできたのは7割程度だが、私の場合、1日にやるのは4~5フライトまでに決めていた。それでも28から35アイテムをテイスティングすることになる。


 テイスティング時間は午後2時からに統一した。午前中は次号のガロアの仕込みや、単行本などの原稿書きがあって、これは外せない。テイスティングは長い日は5時すぎまでかかったが、思った以上に体力を使う。『シングルモルトウイスキー大全』や『ブレンデッドウイスキー大全』を書く際にやはり200本くらいをテイスティングしたが、あのときはほぼ1ヵ月半近くかかっている。

 もちろん11本テイスティングノートを書いたからだが、それでも終わった際には、体に異状が生じてきた。特にシングルモルト大全の時は(2009)、直後に帯状疱疹にかかり、エライ目にあった。それだけ体力を使うのだ。


 今回はコメントを書くかわりに100点満点で点数を付けていく。1アイテムずつテイスティングが終わると点数を付けたが、そのフライトアイテムすべてが終わったところで、もう一度確認に入る。つまり、そこでもう一度確認のためのテイスティングを行う。そこで修正があれば修正して、その上で提出用のペーパーに最後に点数を書き入れるのだ。この洋酒のジャッジの締め切りは5月一杯。はたしてどんな結果が出るのか、今から楽しみだ。IMG_7566.jpgIMG_7559.jpg

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