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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ガロアのテイスティングとTWSCのおみやげボトル」
 大きな決断を迫られているのかもしれない。連日のコロナウイルスのニュースを見ていると、正直腹立たしいことばかりだ。政治家も官僚も本気で考えているとは思えない。PCR検査はやらないし、感染者の本当の数がわかったらヤバイのだろう。しかし正確なことが分からないことが、どれだけ社会を混乱におとしいれるか、ひいてはそれが渡航禁止、そしてオリンピック中止にも繋がることが、どうして国や官僚には分からないのだろう。

 リーダー不在…これが日本の現状かもしれない。改めてイギリスのクリス・ボニントンやアーネスト・シャクルトンを見習ったほうがいい。どちらもイギリスを代表する遠征隊の隊長だが、真のリーダーとはどういうものなのかを教えてくれる。

 といっていても始まらないので、日曜はマスターの試験が終わったあとに鎌倉に久しぶりに帰宅。しかし、のんびりするわけにもいかず昼すぎに歩いて鎌倉駅まで行き、2時すぎに恵比寿にもどる。カドカワの単行本の再校の続きをやって4時にウイ文研。ガロア最後の原稿のために「ザ・テイスティング」から10本くらいを選び、一人でテイスティング。

 結果は次号のガロアを見てほしいが、今回私が最高点を付けたのはクライヌリッシュの23年。シェリーバット樽で、古典的なシェリー樽熟成を思わせる。驚いたことにアロマを嗅いだ瞬間に、古いウエアハウスに足を踏み入れた時に感じる、湿った土のにおいとカビた木樽、そしてコルクのダボ栓にかませている麻布、ヘッセンの香りが蘇ってくる。ただし、あまりにもそれが顕著だと、バランス的にはどうなのかと思ってしまう…。

 今日も朝イチから単行本の再校作業をして、昼にウイ文研。すでにスタッフには電話で指示していたが、3月9日に迫ったTWSC、そして4月12日のJWF、さらに4月下旬のアイルランドツアー、6月7日の大阪フェスの対応についてスタッフと協議。もちろん刻一刻と変化する情勢を見ての判断となるが、どんなケースにも対応できるように、関係各所に連絡を取ってもらう。
 
 今のところTWSCはやるつもりだし、JWFについても同様だ。ただし、あらゆるケースを想定し、柔軟に対応したいと思っている。最終的にはリーダーである私の判断、決断である。ギリギリまで情報収集し、そして熟慮に熟慮を重ねたいと思っている。

 と、思ってネットで検索していたら、面白い本を見つけて何冊かアマゾンで注文。そういえばTWSC用の100mlおみやげボトルは今回3種で、そのラベルを考えていて、ふと阿部仲麻呂の「あまの原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」という、和歌を思い出してしまった。このところ中国を応援したいと思い、秩父では「加油中国(頑張れ中国)のボトルをつくったが、その日中の架け橋となった鑑真については、1月にその上陸地点にも行った。もともと私の愛読書の1つは井上靖の『天宝の甍(いらか)』で、若い時に何度も読み返していたが、鑑真が日本に渡ってきたその同時期に、中国滞在30年の阿部仲麻呂は吉備真備が乗る遣唐使船で日本に帰ろうとした。

 その時、上船を前にして揚州(上海)の浜で望郷の想いをうたったのが、先の和歌だ。ということで、3種のボトルは「天ノ原」「春日」「三笠」と付けることにした。いつか奈良の唐招提寺、春日神社に行きたいと思っている。だれか奈良に蒸留所をつくってはくれないだろうか。そうすれば「ぶらり旅」で奈良に…。


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