FC2ブログ
1
2
3
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「カバランセミナーと再びJWA」
 連休明け早々から、怒涛のスケジュールが始まっている。ガロアも下版し、ウイスキーライフも刷り上がってきたが、『チベットの原風景』の下版に向けた最終校正作業が始まり、時間との戦いを強いられている。

 もちろん東京フェスも待ったなしで、連日ミーティング。その合間に次号ガロアの編集会議、来年のアイルランドツアー、検定合格者向けの三郎丸ツアー、さらにTWSCのミーティング、コニサー教本と続く。

 さすがに眼が限界で、急遽眼科医に行き検診。体力もそうだが、眼の負担が大きい。今日はやはり朝から『チベットの原風景』の最終校正をやり、その後、東京フェスのミーティング、来年のアイルランドツアーのミーティングを近ツリさんと行う。

 それが終わって4時からは東京フェスのカバランセミナーについて、リードオフの担当者と打ち合わせ。まだテイスティングアイテム、進行のやり方が決まってなかったので、急遽セッティングされたもので、クラシックをはじめ、日本限定のソリスト・ラムカスクやTWSC2019の最高金賞のオロロソシェリー、そしてコンサートマスターのシェリー樽フィニッシュなどを決定する。もちろん、日本で発売になったカバラン・ジンも加えている。

 クラシックは2008年に初めてカバランがリリースしたもので、「無人島にもし1本だけ持っていけるとしたら」という私の問いに、イアンさんが「クラシック」と答えたからだ。クラシックは“台北101”ビルを模したボトルで、私も何度も飲んでいるが、その後ソリストシリーズなどの陰に隠れて、あまり目立つ存在ではなかった。あえて、それを選んだイアンさんの想いとは何なのか。改めてセミナーのトークショーで伺いたいと思っている。

 ジンは、かつてB系と呼んでいた、ホルスタイン製スチルで蒸留したもので、てっきりベーススピリッツは他社から買ってくると思っていたが、そうではないという。もともとウイスキー用に仕込んでいた(と思うが…)、麦芽100%原料のスピリッツを、さらに精留を重ね、その上でボタニカルを漬け込んでいるというのだ。

 その辺の造りについても、今回直接イアンさんに聴きたいと思っている。私がカバランを最初に訪れたのは2010年。それから5回ほど行っているが、最後に訪れた2016年以来、行っていない。現在、何が進行していて、どんな知見が得られているのか、彼ら独自のクーパレッジで何をしているのか。その辺のところも伺う予定だ。

 で、それが終わって、今度は6時半から久しぶりにTWSC実行委員会の、ジャパニーズウイスキー部会で、ジャパニーズの定義、さらにJWAの設立準備に向けた活動を再開させることを話し合う。

 TWSCのカテゴリーとしてのジャパニーズの定義についてはすでに公表し、エントリーも始まっているが、国税庁と日本洋酒酒造組合が、4年近くにわたって作業を進めてきたジャパニーズの定義が、そろそろ決定されるタイミングを迎えている。

 それが、どんなものになるのか、一石を投じた私たちにもまったく知らされていないが、事態は私たちの予想を超えて、ますます悪い方向に進んでいる気がする。海外で(最近はロシアや東欧でも)、ジャパニーズまがいのウイスキーがかなりの勢いで横行しているのだ。

 すでに遅きに失した感があるが、民間団体の私たちにはどうすることもできない。いくら私たちが声を挙げても、国税は聞く耳を持たないと思うからだ。だからといって、やはり国まかせ、他人まかせにはできないというのが、TWSC実行委員会の意見だった。ウイスキーを愛する者…いわゆる市井の人々というか、私たちが拠り所にできるのは、ただその一語につきるのかもしれない。そうした無力の声を集めてジャパニーズの定義、JWAの設立に向けて動きたいと思っている。

s_191106_1.jpg

s_191106_2.jpg

wl11.png
スポンサーサイト





* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter