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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「東京フェス記念ボトルの件でマルス信州へ」
 8時5分発の高速バスで新宿から長野県の駒ヶ根インターまで行き、そこから迎えの車に乗ってマルス信州蒸溜所へ。着いたのは12時ちょっと前だったが、快晴の絶好の撮影日和。といってもマルス信州蒸溜所は増築工事の真っ只中で、外観はほとんど写真にならず。

 今回の訪問の目的は、もちろんガロアの取材もあるが、もう1つは11月に行われる東京フェスの、オリジナル記念ボトルの樽を見にゆくことだった。忙しい合間をぬって本坊酒造の本坊和人社長も、わざわざ見えられ、私たちが購入した樽の前で、ツーショットの記念撮影。

 今年の東京フェス記念ボトルは全部で4種類で、最後に決まったのが、この駒ヶ岳の7年物。いくつかのサンプルを2~3回テイスティングし、選んだのが米ケンタッキー州、レバノンにあるキャントン・クーパレッジの、アメリカンホワイトオークの266リットルのバリック樽。もともとワイン用の樽で、側板はヘビリートースト、鏡も同様にヘビリートーストをかけた樽で、もちろん新樽だ。

 これに詰めたのが2012年6月に蒸留されたヘビリーピーテッドの駒ヶ岳で(50ppm)、本数はおそらく300本くらいかと思われる。もちろんノンチルのカスクストレングスでのボトリングとなる。このスペックは樽こそ違うが、今年のTWSCで最高金賞を受賞した「駒ヶ岳シングルカスク・ヘビリーピーテッド」と、ほぼ同じ。蒸留はTWSCのものが2012年2月である。

 その樽の前で本坊さんとツーショット写真を撮り、その後一度昼食を食べたあと、こんどは蒸留所の取材。マルス信州に来るのは1年半ぶりだったが、前回と違うのは発酵槽が3基、オレゴンパインの木桶になっていること。創業当初から使われている鉄製のウォッシュバック5基は健在だが、来年オープンする新蒸留所では木桶3基、ステンレス3基の計6基体制になるという。

 麦芽のフェノールコンテンツは0、3.5、20、50ppmの4種で、それに2種類の酵母(うち1つはビール酵母)、木桶とステンレスという2つの発酵槽で、それこそ何十タイプもの原酒を造り分け、それらをブレンドしてマルス信州、「駒ヶ岳」のテイストを出しているのだ。

 来年夏(オリンピック前)にオープン予定という新蒸留所の完成が待ち遠しい、そんな期待感が案内してくれた所長の折田さん、そして製造担当で、こんどの東京フェスでセミナー講師を務めてくれる河上さんの顔には見てとれた。新蒸留所がオープンしたら、ぜひまたウイ文研として、あるいは検定としてツアーをやりたいと思っている。

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