FC2ブログ
1
4
6
7
9
11
12
13
15
16
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  10 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「20種のブレンデッドをテイスティング」
 久しぶりにセミナーも地方出張もない3連休だったが、どこへも出かけることができず、ひたすらガロアの原稿書きと、ウイスキーコニサーの教本下巻の執筆、校正作業。

 次号のガロア(11月12日発売)では巻頭でスコッチのブレンデッド特集をやることになり、その巻頭原稿と、スタンダードクラス(ノンエイジ)20種の飲み比べを行う。12年、18年クラスは私を含めたガロアのテイスター、TWSCの実行委員、総勢12名で全18種類を、これはブラインドでやることを決定していて、その結果を持ち寄って10月6日(日)に座談会を開く予定である。

 しかし、これにスタンダードクラス20本を加えるとテイスターに負荷がかかりすぎるのと、時間がないため、急遽、私一人でそれをやることにしたのだ。そのため、土・日と午後からウイ文研に行き、一人で黙々テイスティングを行う。以前『ブレンデッドウィスキー大全』のために150近いボトルをテイスティングしたことがあったが、あの時は1日限定6~7種類と決めていた。したがって1ヵ月以上かかったが、今回は時間がない。

 きっちりとしたテイスティングノートを書くわけではないので、2日で(実質1日半)やってしまう。その上で一応100点満点で、私なりの点数を付けてみた。その結果は…。それはガロアを見てのお楽しみだが、20種をやってみて、いくつか分かったことがある。

 1つは、比較テイスティング(水平テイスティング)をしないと分からないことだが、それぞれに違いがあるということだ。ノンエイジのブレンデッドのスタンダードクラスはどれを飲んでも同じ、という先入観がどうしてもあるが、飲み比べてみるとその違いが分かる。

 さらに、グレーン原酒の使い方だ。この多寡によって、かなり印象が異なる。もちろんブレンドのキーとなるキーモルトの個性もある。その中で、今までのスコッチと大きく異なると思ったのが、ラベル5と新生ハイランドクイーンだ。ラベル5はフランスのラ・マルティニケーズ社のブランドで、キーモルトはグレンマレイ。ハイランドクイーンもかつてはマクドナルドミュアー社で、キーモルトはグレンマレイだったが、現在はオーナーも変わり、おそらくタリバーディンがメインに使われているものと思われる。親会社は、こちらもフランスだ。

 どちらもフルーティでエレガント、ボディは極端に軽いが、新世紀のブレンデッド、いやヨーロッパスタイルのブレンデッドを感じさせる(そんなものがあるとしてだが)。フランス人がやったら、こうなるのか…と、思わせるものがあるのだ。

 コニサー教本の下巻の校正は、今週からやり始めているが、これがシンドイ作業を強いられている。毎日数時間やっても、まだ全体の50分の1もいっていないのだ。時間と体力、そしてなによりも視力との闘いで、このままやり続けたらどうなるのかという不安もある。しかし、やり続けないと終わりはこないので、ゴールを信じて、ひたすらやるしかない。

 敬老の日の3連休は、私にとっては「酷老の日」とでも呼ぶべき、3連休となってしまった。

s_190916.jpg
スポンサーサイト





* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter