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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ガラパーティーの試食とブラウンフォーマンのセミナー」

 13日の月曜日は午前中コンペのパンフレットの座談会原稿の校正をして、12時に京橋のセミナー会場へ。簡単な打ち合わせをして1時からアサヒ、ブランフォーマン社主催のベンリアック、グレングラッサ、グレンドロナックセミナーを行う。

 昨年同様、プレゼンターを務めたのは私と、同社のグローバルアンバサダーのスチュアートさん。蒸留所を紹介するショートビデオや、私が撮影したスペイサイドの風景画像(?)も見ていただきながら、ベンリアック10年、12年、グレングラッサ・トルファ、そしてグレンドロナックの12年、15年の5種をテイスティングしてゆく。

 ベンリアック12年とドロナック15年は、今回の新アイテムだったが、マスターブレンダーのレイチェル・バリー女史の原酒選び、ブレンド技術が光っている。特にベンリアック12年が素晴らしい。ビリー・ウォーカー時代とは違う、女性ブレンダーならではのバランスの良さがあり、秀逸なモルトに仕上がっている。

 今日は、やはり午前中にコンペパンフレット、WPの試験問題の校正等をやり(時差ボケで疲れがピークとなっている…)、2時に九段下のグランドパレスホテルへ。パーティー(ガラパーティー)で出すスコットランド料理の試食のためで、ハギス、スコッチエッグ、シェパードパイ、そしてクラナカンの4品を、スーシェフ・萩野さんの説明を聞きながら試食した。

 驚いたのはハギス。羊の胃袋が手に入ったということで、本当に胃袋の中にハギスを詰めて出してくれた。こんなこと、本場スコットランドでも、現在はほとんど見られない。ソーセージ同様、人工皮革で代用するのが一般的だからだ。見た目はギョっとするが、中身のハギスはなんとも美味!ウイスキーを少量かけて食べれば絶品だ。こんなに美味しい、スコットランド以上に本物のハギスが食べられるのなら、それだけで価値がある。思わず唸ってしまった。

 もちろん、スコッチエッグもシェパードパイも言うことなし。さすがホテルなので、やや上品すぎる味つけだが、そこは無理にお願いして、もう少し本場に近づけるため濃い目の味つけをリクエストした。

 ハギス以上に、これが食べられればそれだけで価値があると思わず唸ったのが、デザートのクラナカンだ。私が初めてクラナカンを知ったのは30年近く前に訪れたマッカランだったが、その時の驚きは今も鮮明に覚えている。世の中に、こんな旨いデザートがあるのかと思った。もちろん、たっぷりのマッカラン12年が練りこまれていたせいもあるが、生クリームとマッカランの濃厚なシェリー風味が渾然一体となり、至福の瞬間だった。

 今回はマッカランの代わりにグレンファークラス105を使っているが、度数が高い分(60%)、よりシェリー風味と甘み、スパイシーさが生クリームに効いている。もちろんラズベリーとオートミール(カラス麦)の取り合わせ、バランスも抜群だ。

 コンペのパーティーはメキシコと南米の2種類の音楽ライブに、スコットランドの伝統料理が食べられるという盛りだくさんの内容。ウイ文研にとっても、コンペ実行委員会にとっても、初めての試みで赤字覚悟の大出血サービスだが、それも日本初のコンペの門出を祝いたいとの思いからである。

 本当は当日、私自身が楽しみたいくらいなのだが…。こればかりは、そうもいかない。他にスモークサーモン、フィッシュ&チップス、そしてホテル特製のカレー、サンドイッチも出るというから、参加者にとっては至福のひとときとなりそうだ。


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