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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「日本初の2日間のコンペが無事終了」

 1年近く前から準備してきたコンペが11・12日の2日間で無事終了した。エントリーボトルの総数は約530本。それをカテゴリーごと、グループごとに分けたフライト総数が計88フライト。1フライトには、それぞれ4本から7本の異なるボトルが入っている。

 2日間の審議で行われたセッションは計3つ。6人のジャッジが座るテーブルが2日間計で32テーブル。約190名のテーブルジャッジが集まったことになる。そのフライトの組み合わせ、ジャッジテーブルに座るジャッジの顔ぶれ、そして32のテーブルで実際にやってもらうフライトはどれにすべきか…。難解なパズルを解くかのような作業に、ほぼほぼ1ヶ月近くを要した。

 今回のコンペのコンセプトはブラインドで1アイテムにつき6~12人のジャッジで審査してもらうことだった。当初は1テーブル8名、フライト数も1セッションあたり4フライトを考えていたが、エントリーボトルのラインナップ(度数の高いものが多い)、ジャッジの数などを考え、6名で3フライトまでと途中から変更した。

 私たちもまったく初めてだったし、全国から集まっていただくジャッジも、このようなテイスティング機会はほとんどないに等しい。中には海外のコンペの審査員になっている人もいるし、ワイン、日本酒の専門家もいる。しかし、このシステムで6人同時に同じものを最大21アイテム、ブラインドでテイスティングをし、100点満点で採点するというのは、おそらく初めての体験だったのではないかと思う。

 多くのジャッジに体験してもらいたいのが、このコンペのもうひとつの目的でもあったが、2日間の審議を実際会場でオペレーションし、つぶさに見せてもらった者としては、各セッション、各審議で、みなさんが真剣に対象グラスに向かっている姿が、実に印象的だった。本番中、各テーブルを回って、ジャッジの様子を見たが、我々が期待している以上に、多くのことをジャッジペーパーにメモをしていて、アロマ、フレーバー、総合の各点数を電卓を叩いて計算する姿も頼もしく映った。

 それぞれのセッションごとに、終了後に感想を聞いてみたが、多くの人が、すごくいい経験ができたと言ってくれたのは本当に嬉しかった。それこそが、我々がやってよかったと思える瞬間だったからだ。

 それにしても1年という道のりは長かった。これだけのシステムを考え、それをウイ文研のスタッフだけで実現させてしまうのだから、改めてスゴイことだと思う。フェスもそうだが、(もちろんガロアもコニサーも検定も)、外部にいっさい頼らず、すべてのことを内部の人間だけでこなしていくのがウイ文研のポリシーであり、その経験値があるからこそ、これだけのイベントを成功に導くことができるのだと思う。

 もちろん、コンペはまだ終わったわけではない。これから集計をし、金・銀・銅賞、そして特別賞などを決めていかなければならない。6月8日(土)には、その発表会、表彰式、そして受賞パーティー、大試飲会も待っている。それに向けたパンフレット(ガロアの別冊のようなもの)の製作も、まったなしの状態である。

 コンペ2日間の疲れが残っていたが、そんなことも言ってられず、今日は午後から次号のガロアのミーティング、さらにデザイナーのKさんにも来てもらって、いよいよ編集作業が本格化する。すでに土・日を使って巻頭の炭酸水Q・Aを30枚くらい書いていたが、今日も午前中を使って、その続きを執筆。コンペの頭から、ガロアの原稿書きという、まったく使う脳ミソの違う作業に切り替えている…。


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