FC2ブログ
1
2
4
5
7
9
12
14
15
16
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  01 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「ジャパニーズウイスキーの定義とは…」

 7日の月曜日から、2019年の本格的な仕事がスタートした。コンペのミーティングは連日のように続いているが、次号のガロアの編集、広告ミーティングも本格的にスタートしている。まだ1月12日売りの12号(2月号)が届いていない段階だが、3月のコンペに向けてやることが山積みなので、ガロアの進行を急がねばならないからだ。

 次号は創刊2周年記念号ということで、巻頭はジャパニーズクラフト蒸留所(ウイスキーだけではなくジン、スピリッツも含めて)特集だが、第2特集はテイスター座談会で、この2年を振り返ることにした。併せてジャパニーズウイスキーの定義のことについても、少し触れたいと思っている。

 私たちウイ文研が自費で記者会見を開いて、ジャパニーズウイスキーの定義の必要性、その試案を発表したのは今から2年半前、2016年の夏のことだった。当時マスコミは、このことについてほとんど触れなかった。一部の業界紙がほんの少しスペースを使って報じたくらいである。しかし、この定義問題については、業界団体である日本洋酒酒造組合のほうが引き取って、そこで作業部会をつくり検討したいということで、ウイ文研のほうはそれにまかせることにした。

 実際、私とウイ文研の特別技術顧問の早川さんも何度か会議に出席し、意見も述べさせていただいた。それから2年近くたって、ようやく2019年の初頭に、何らかの形でこのジャパニーズウイスキーの定義問題に、一定の結論が出されることが、先頃業界紙で報じられた。一石を投じた身としては、その結論を待ちたいと思うが、昨年から今年にかけ、海外メディアやサイトにも、この問題に関する注意喚起が相次いでなされている。

 スピリッツ専門のニュースサイト(英文)では、2018年のもっとも読まれたニューのストップ10の1つに、この定義問題がランクインされているし(デイブ・ブルーム氏の記事)、先頃『ウイスキー・ライジング』という本を上梓したエイケン氏も、『Malt Whisky YearBook 2019』の中にレポートを寄せている。

実はコンペのカテゴリー分けの時も、ジャパニーズウイスキーの定義については、いろいろ悩んだ。コンペの主催者として、ジャパニーズウイスキーの一定の定義を明らかにすべきなのか、どうかについてだ。

 この2年間、私自身があまりに忙しかったのと、洋酒酒造組合のほうにまかせているということで、ウイ文研からは積極的に発信してこなかったが、エントリーの可否について問われれば、ある程度のことは答えてきた。ただ、よくよく考えれば、いよいよ、その時がきたということかもしれない…。

 それもあって創刊2周年のテイスター座談会では、少しこの問題にも触れておきたいと思っている。いずれにしろ、まずはどういう結論が出るのか、今は待ちたいと思っている。


s_190108_1.jpg


s_190108_2.jpg



スポンサーサイト



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter