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  08 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「コンペとウイ文研20周年に向けて…」

 このところコンペのミーティングと検定の問題作りが連日続いている。先週で1級まではほぼ終わり、22-23の連休を使ってバーボンウイスキー級の問題を作る。バーボン級は過去に1度しかやったことがなかったので、新テキストを参考にしながら、イチから新しい問題を50問ほど作った。

 その合間に、来年の年賀状づくりと、コンペのエントリーボトルから、フライトを組む作業も開始する。まだ、すべてのエントリーを締めきったわけではないが、500本近いアイテムをカテゴリー別に、どのボトルと、どのボトルを一緒にするのか、フライトの構成を考えてゆく。1フライトは最大8アイテムとパンフレットにも書いてきたが、実際は6~7本を基本に、最大でも8本、少ない場合は4本というのもある。

 もちろん、それぞれフライトの中のボトルも、飲む順番を考えなければならない。やはりスモーキーなものはスモーキーなもの、シェリー樽はシェリー樽、カスクストレングスも、できるだけ同じようなものは同じフライトに入れたいと思っている。仮に500アイテムとして、全フライト数は80フライト近くになる。基本的に1つのフライトのテイスティングを行うのは、6名のジャッジのみだが、エントリー数が多いカテゴリーに関しては、同じフライトを2つのジャッジグループにやってもらうことも考えている。

 それぞれのフライトの構成もそうだが、それをどのジャッジグループでやってもらうのか、毎日パズルを解くような作業の繰り返しである。今回2日間(3セッション)で、約180名のジャッジを招待しているが、ウイスキー・スピリッツのコンペで、これだけのジャッジが一堂に会することは世界中さがしても、他にないだろう。しかも、そのうちの9割近くの方々に関しては私自らが選び、お声がけさせてもらった。つまり顔も気ごころも分かっているということだ。今、世界中探しても、これだけのジャッジはいないと思っている。ただ5年後、10年後を見すえた場合に何が必要なのかを、同時に考えなければならない。3月のコンペは、そのための一歩でもあるのだ。

 そういえば、2年以上前に私達が記者会見を開いて、その必要性を訴えたジャパニーズウイスキーの定義問題が、今ようやく動き出そうとしている。洋酒酒造組合の中に、定義づくりに向けた作業部会ができていたが、来年そうそうにも何らかの発表がなされることが、このほど業界紙で報道された。私たちが提唱した定義がどのように採用されるのか分からないが、その決定を待ちたいと思う。

 ウイスキーの愛好家団体をつくり、ウイスキーの資格認定を始めること。ウイスキーの専門誌を出すこと、ウイスキー検定で広くウイスキーファンを育てること。ウイスキーフェスを主催・運営し、多くの人にウイスキーの楽しみ、美味しさを知ってもらうこと。そしてジャパニーズウイスキーの定義をつくること、さらに日本でウイスキーとスピリッツのコンペを開くこと…。これがスコッチ文化研究所(ウイ文研)の設立からの目標だったが、あと2年で設立20周年を迎えるというこのタイミングで、ようやく当初の目的の9割近くが達成できることになる。

 2021年3月の20周年に向けて、今その記念事業(?)の企画も練り始めたところだ。そして、その2年後の2023年、あるいは2024年に、ジャパニーズウイスキー誕生100周年が待っている。それが2024年とするならば、偶然ではあるが、私の古稀の年である。これも何かの縁(えにし)であるのだろう…。


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