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  10 ,2018

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「厚岸蒸溜所ツアーと検定宿泊者特典…」


 久しぶりのウイ文研国内蒸留所ツアー。今回は北海道の厚岸蒸溜所で、現地集合の現地解散というスタイルを取った。私とスタッフのIさん、代表世話人のSさんの3人は羽田発8時のフライトで釧路へ。9時半頃にタンチョウ空港に着き、45分に空港集合の参加者13名ほどをピックアップして、JRの釧路駅へ。

 ここで残りの16名をピックアップして一路厚岸町へ向かう。空港を出た瞬間のひんやり感は、東京の熱帯夜に比べると天国のよう。それでも地元の人に言わせれば、異常な暑さだという。気持ちのよい緑の風景を見ながら小一時間で厚岸町へ。昼食の時間までには少し余裕があったので、橋を越えて厚岸湖の畔へ。有名なカキの養殖業者が軒を連ねているところで、バスを降りると、プーンと磯の香が漂う。厚岸湖は汽水湖だが、磯の香りが思った以上に強い。沖に朱塗りの弁天島が見え、湖が引いているのか、養殖の目印になる竿が無数に見える。「カキえもん」という、シングルシードのブランドガキで有名なところだ。

 その後12時すぎに、道の駅コンキリエへ。コンキリエはイタリア語で貝殻の意味だと道中ネットで調べて初めて知った。ツアー一行はそのコンキリエの2Fの「あぶり屋」で、魚介の炭火焼きを堪能。もちろんカキは生から、炭火焼き用まで揃っている。他にホタテやシシャモ、サンマ、イカなど、厚岸オールスターだ。

 北海道といえども、この時季、しかも炭火を前にするとやはり暑い。汗だくになりながら、ひたすら炭火焼きに集中。生ビールが旨い!!

 お腹がいっぱいになったところで、2時から同じくコンキリエの2階にある会議室でいよいよ厚岸ツアーがスタート。堅展実業の樋田社長には昼食の時にわざわざ来ていただいたが、トンボ返りで東京にもどり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 代わってツアーを仕切ってくれたのは所長の立崎さん。まずはプロジェクターを使いながら、厚岸蒸溜所の概要をお聞きし、その後3班に分かれて出発する前に、ノンピートとヘビリーピーテッドの2種類のニューポットをテイスティングさせてもらう。

 ノンピートも素晴らしいが、50ppmのヘビリーピーテッドがなんといってもスゴイ!! このままでも十分製品化して、売れる気がする。やはり厚岸にはヘビリーピート、スモーキーな麦芽が合っている気がする。来年(2018年)、ニューボーンを販売する計画があるということだが、今から楽しみだ。

 その後、3班に分かれコンキリエと蒸留所をバスでピストンしながら実際に見学を行う。厚岸に来るのは昨年11月のオープニング以来だが、すっかり落ち着いたという印象を持った。しっかりと経験を積み重ね、生産を着実にこなしている。クラフトの場合、コンスタントに造るということが一番難しいと思うのだが、厚岸は淡々とそれをこなしている。スタッフの顔にも、その自信のようなものがみなぎっている気がした。

 ツアーは無事5時に終了し、バスは一路釧路駅へ。私は検定の監督があるので一行とは別れ、厚岸宿泊組と一緒に「ホテル五味」にチェックイン。夜はホテルで夕食。検定宿泊者特典として堅展実業の樋田さんが用意してくれていたのが、なんと「アラサイド」の、しかもダンカンテイラー、ボウモア1966・1968のカスクで熟成させた非売品だ!

 2年前にも飲んだが、思わずその美味しさに唸ってしまった。アラサイド、秩父の原酒もさることながら、スコットランドで、しかも伝説のピアレスのボウモア1966・1968の樽で寝かせたウイスキーは、あきらかなトロピカルフルーツ香をまとっている…。改めて、その旨さと、すごさに唸ってしまった。


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