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  05 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「テイスティングセミナーとゲール語セミナー」

 いつの間にかホームページも新しくなった。自分自身は超アナログ人間なので、この手のものは苦手でよく分からないが、以前のものよりはるかに見やすく、良くなっている。ウイ文研も日々進歩しているのだ。

 連休明けの昨日は久しぶりの雨で冬に逆もどりした感があったが、連日『ウイスキーライフ』、『ウイスキーガロア』の編集作業が進んでいる。さらにウイスキープロフェッショナルの集中講座、清里フェス、東京バーショー、大阪フェスとイベントも目白押しで、なかなか気の抜けない日々の連続だ。

 そんな中、昨日は夜7時からスクールで明治さんに頼まれたウイスキーのテイスティング基礎講座。グレンモーレンジィの10年、マッカラン・シェリーカスク12年、タリスカー10年、アードベッグ10年、シングルグレーン知多、山﨑12年をテイスティングしながら、ウイスキーの香味成分がどこからきて、それぞれどんな違いがあるのかを製造工程の説明をしながら解説。さらにウイスキーのアロマ、フレーバーについても実技をまじえながら解説した。

 今日はやはり昼間はガロアの原稿、その校正をして、夜7時半からスクールで、こんどはゲール語基礎講座。スコットランド人のスティーブンさんが講師になってゲール語の基礎を教えるという新講座で、今回はそのテストケースだった。

 スティーブンさんはゲール語の研究者で、日本にも8年くらい居たことがあるので、日本語も堪能だが、やはり専門用語はなかなか難しいみたいだ。

 ゲール語はインド・ヨーロッパ語族の1つだが、他のヨーロッパの言語ともかなり違っている。現在日常的に使っているのはアウターヘブリディーズなどで、スカイ島とアイラ島にもネイティブがまだ少しいるようだ。ただ、私自信の経験でいえばアウターヘブリディーズのルイスやハリス島以外では出会ったことはないが。

 スコットランドのゲール語とアイルランドのゲール語も少し違うようで、やはり各地に方言があるようだ。ゲール語がスコットランドに広がったのはAD5世紀から12世紀にかけてだということだが、現在ゲール語が日常的に話されているアウターヘブリティーズが10~11世紀までヴァイキング語文化圏だったというのも面白い。

 もともとヴァイキングが来る前はゲール人が住んでいたと思っていたが、どうもそうではないらしい。アイルランドからゲール族がやってきたのは5~6世紀頃で、アーガイル地方にダルリアダ王国を築いたのが始まりだ。考えてみれば当時スコットランドは、同じケルトでもピクトと呼ばれる、ゲール族とは別の先住民が住んでいた。そのピクト語(?)とゲール語の関係についてはどうなっているのだろう。

 いずれにしろ興味深い話がいっぱいあり、ぜひもう一度体系的にゲール語を習ってみたい気もする。そもそもゲール語はどこまで研究が進んでいるのか、インド・ヨーロッパ語族の中にあって、どんなポジションで、どんな言語的特徴があるのか知りたいと思った。

 それには言語学というか、もう少し広い視野に立つ必要があるのかもしれない・・・。

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