1
2
4
5
7
8
10
11
12
13
14
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
  08 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「とり年の元旦を迎えて・・・」

 昨年の30日は『ウイスキーガロア』のテイスティング座談会。新しくテイスティングメンバーに選ばれた6人が集まり、グレンモーレンジィ10年、マッカラン12年、アードベッグ10年、シングルモルト白州(ノンエイジ)、ジムビーム、メーカーズマーク、ヘイマンズ・ロンドン・ドライジンをテイスティングしながら、共通の表現、採点基準について話し合った。

 1アイテムを2人がテイスティングするというスタイルは『ウイスキーワールド』と変わらないが、今回はウイスキーだけでなく他の酒のテイスティングも、少しずつではあるが行いたいと思っている。そのための、すり合わせとシステムの説明の意味もあった。もちろん、基準となる上記アイテムを100満点で何点に評価するか、全員で話し合って決めることも目的であった。

 新しいメンバーはバーテンダーが3人、医者が1人、そしてスイーツの専門家が1人に、私を含めた6人。スイーツのHさんを除く4人がウイスキーコニサーのマスター、そしてプロフェッショナルの有資格者ばかり。「オールドスコット」のSさんと、スイーツのHさんが女性陣で、今回ははじめて女性2人がテイスターに加わった。2人とも、元『ウイスキー通信』のレギュラーテイスターだ。

 昼の1時に始まった座談会は、結局3時半頃まで続き、一応の結論を出すことができた。あとは今週中にボトルを決め、それを撮影して、テイスター各自にサンプルを送る作業が待っている。

 結局、暮れは31日の午前中まで仕事(検定の問題作り)をして、2時すぎに鎌倉にもどる。鎌倉にもどるのは2ヶ月ぶりのことだ。すでに駅はいつもの週末よりも混んでいて、初詣の客を迎える準備ができているという感じだった。

 わが家の大晦日から元旦にかけては、いつも通りである。茅ヶ崎から現在の鎌倉に越してきて、今年で17回目の正月になるが、佐渡に帰った年を除いて毎年大晦日にすき焼きを食べ、紅白を観て、そして11時頃に年越しソバ。その後、『ゆく年くる年』の放送と同時に歩いて7~8分の鎌倉宮、荏柄天神社に初詣に行く。両方の神社で引いたおみくじは、中吉、大吉で、今年の運気はまずまずということかもしれない。

 とり年は変革の年。新しいことを始めると良いといわれるが、12年前のとり年(2005年)に『The Whisky World』を創刊し、その前のとり年(1993年)の時には、5年半のイギリス生活を切り上げ日本にもどってきて、フリーとして再スタートを切っている。

 自分の人生を振り返っても、確かにとり年に大きな決断、変化が訪れている。93年の帰国と日本での生活は、大きな決断だったし、その前の1981年は最後のヒマラヤ越冬行、そして『フォーカス』の創刊、私の週刊誌記者時代のスタートだった。

 実は81年の夏に、私の大学探検部の後輩が一人、ヒマラヤの氷河で亡くなっている。その救助に向かったのが、私の最後のヒマラヤ、インド行となった。あの遭難死がなかったら、私のフォーカス入りはなかっただろうし、もう少しヒマラヤ、チベット探検を続けていたかもしれない。いずれにしろ、とり年は私にとっても大きな変革の年である。

 そんなとり年に、新しく『ウイスキーガロア』を創刊する。はたして、どんな未来が待っているのか。ワクワクするような楽しみと、ちょっぴり不安の入りまじった2017年の元旦である。


170101_1.jpg


170101_2.jpg



スポンサーサイト



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter