1
2
5
8
9
11
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  09 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

検索フォーム
QRコード
QR

 

「新雑誌に向けて動きだす・・・」


 このところ考えなければならないことが多すぎて眠れない日が続いている。時差ボケは治ったはずなのだが、夜中の3時、4時に起きて、それから眠れない・・・。ま、歳のせいといえば歳のせいなのだが。

 仕方がない(!)ので、朝4時半から原稿書き。今日はウイ文研に新しい人が来るので、昼頃には事務所に行く。ちょうどジャパンインポートからフェス用のグレンバーギとベンロマックが事務所に届いている。

 それらの仕分けをしつつ、フェス当日の人気アイテムの1つ、100mlおみやげボトルも先週くらいからつくり始めた。今回は5種類を用意していて、そのラインナップは、①ピートフリーク、②ケルトアライアンス、③オモテナシ、④ノースアメリカンブレンド、そして、⑤ランシオシャラントだ。

 こう書けばだいたい中身は察しがつくと思うが、①はアイラのブレンデッドモルト、②はスコッチとアイリッシュのフュージョンボトル、③はジャパニーズブレンデッド、④はバーボン、テネシーとカナディアンのブレンド、そして⑤は今回初の試みとなるコニャックのブレンドだ。

 ラベルは現在製作中だが、池袋のサンシャインが会場になることから、フクロウがモチーフらしい。これって、単なるダジャレか・・・。

 いずれにしろ、各30~40本しかなく、セットはおそらく25セットくらいだろう。どれもこれも、我ながら大変おいしくできていると思う。特に⑤は傑作だ。かすかなランシオ香が出ている。ということは中味は・・・。

 それを終了し、引き続き『Whisky World』の残りのテイスティング4種。アイリッシュ1種、バーボン1種、テネシー1種、そしてバーボンウイスキーとコーンウイスキーを混ぜた、いわゆるアメリカンブレンドが1本だ。いずれにしろ、これでワールドのテイスティングは最後となる。

 そのワールド、通信がかわって来年2月下旬に創刊する新雑誌のタイトルも決まり、デザイナーから、いくつかのロゴ案が送られてきた。表紙のデザインやロゴをどうするかは、いわばその雑誌の顔になるものなので、これから熟考を重ねることになる。

 タイトルについては、スタッフで何度もミーティングをしたが(出したタイトルは100近くになる)、最終的に私の案である『ウイスキーガロア』に決まった(職権乱用ではありません。念のため)。

 もちろんウイスキーガロアはコンプトン・マッケンジーの小説のタイトルであり、その後映画にもなっているが、ガロアーは「◯◯がいっぱい(ある)」という、英語の一般形容詞だ。語源はおそらくゲール語で、そのためウイスキーという名詞に後ろからかかるのだと思う。一般的な英語の形容詞は本来名詞の前に置かれるはずだ。

 手元にある小学館のランダムハウス英語辞書を見ると、galoreは『ゲール語guleórから』とある。いずれにしろ不思議な言葉だが、ことウイスキーをかじっている人間で、このウイスキーガロアのことを知らないひとはいないだろう。それほどウイスキー人にとっては、親しみのある言葉なのだ。

 ウイスキーガロア、『ウイスキーがいっぱい』、これほど新雑誌にふさわしいタイトルはないと思っている。コンプトン・マッケンジーの小説のようにはいかないが、世界中のありとあらゆるウイスキーを、それが造られている現場、それが飲まれている現場、そして、ウイスキーを造る人、関わっている人、さらに歴史や文化、時にウンチクやエピソードも交えながら、ウイスキーにまつわる、あらゆることを取り上げていきたいと思っている。

 それがガロアー、いっぱいある、沢山あるという新雑誌に込められた想いなのだと、理解していただければありがたいと思っている。今、着々とその新雑誌に向けて動き出しているのだ。

161104_1.jpg



スポンサーサイト



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter