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  10 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「水戸で講演とアイリッシュセミナー」

 先週金曜日もミーティング、ミーティングと続いて、7時から私のテイスティングセミナー2回目の夜の部がスタート。

 今回のテーマはスモーキー、ピーティなものということで、後半3種のブラインドはすべてアイラモルト。その前に比較のためにノンピートのグレンリベット12年とボウモア12年を飲み、ピート麦芽、フェノールのことを知ってもらう。

 よくアイラモルトは、紅茶のラプサンスーチョン(正山小種)のようだと言われるので、そのラプサンスーチョンがどういうものか用意し、実際に淹れてプラカップで受講生の飲んでもらった。ついでに紅茶、ウーロン茶の簡単な講義も行う。

 ラプサンスーチョンはもともと中国福建省産のウーロン茶で、標高2000メートルくらいの自然保護区である、桐木(トンムー)というところでつくられている。ほぼ天然茶に近いもので、この地域では茶葉の乾燥に松の木を燃やして、その煙でやっていた。そのため独特の薫香が茶葉についたのだ。

 イギリスではアールグレイなどと並ぶ、人気の紅茶の1つで、私が初めてラプサンスーチョンを知ったのは、1989年に出版されたマイケル・ジャクソンの『モルトウイスキーコンパニオン』の中であった。ラガヴーリン16年を指して、マイケルがそう言っていたのだ。

 当時私が編集長を務めていた月刊『ジャーニー』で、ちょうどトワイニングの取材をやっていたこともあり、トワイニング本店でラプサンスーチョンを買って、事務所で淹れたりした。スコ文研ができた当初も、ラプサンスーチョンを淹れて冷蔵庫で冷やし、客に出していた。すっかり、そのことを忘れていたので、今回受講生に出したというわけだ。

 1時間ほどそんな話をし、後半はブラインド3種。これは昼の部が9月25日(日)にあるため、ここで書くわけにはいかないが、実際にラフロイグのピートも燃やし、その香りもかいでもらった。

 昨日の土曜は朝早く起き、9時の常磐線特急で水戸へ。11時から「紅茶館」で、イギリスについての講演会。5年半のイギリス暮らしの体験を、2時間ほど話をする。もちろん「紅茶館」なので、アフタヌーンティーをいただきながらだ。

 その後、一度ホテルにチェックインし、夜は6時から同じ「紅茶館」で、こんどはアイリッシュウイスキーのテイスティングセミナーを行う。用意したのはジェムソンとキルベガン、レッドブレスト12年、ブッシュミルズ16年、カネマラ、そして比較のためのボウモア15年ダーケストの6本で、こんどはスコットランド料理、アイルランド料理を食べながら、順番に飲んでいく。

 ジェムソンとキルベガンはアイリッシュのブレンデッドで、ジェムソンはセント・パトリックスデーの限定ラベル。レッドブレストは、もちろんシングルポットスチルで、ブッシュミルズとカネマラはシングルモルト。とりあえずアイリッシュのほぼすべてのカテゴリーを楽しんでもらった。

 そのカネマラと比較するために出したのがボウモアで、最後はやはりコーヒーではなく、ラプサンスーチョンを出してもらう。もちろん紅茶館は専門店なので、紅茶はおてのもの。やはりプラカップではなく、カップ&ソーサーでいただく正山小種はおいしい!

 ということで、その後有志と2次会に行き(2次会はワイン、ワイン)、ホテルにもどって寝たのは12時すぎ。今日は9時台の特急で水戸を発ち、昼前に恵比寿にもどってきた。

 半日休みたいと思ったが、そうもいかず、琵琶湖トークショーの準備、そしてエキスパート試験の問題作りの準備も開始する。10月5日から1週間ほどフランスに行ってしまうため、その前に試験問題を作ってしまわないといけないからだ。まずは、そのための準備である。


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