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  04 ,2017

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「集中対策講座と各種のテイスティング」

 今週は来客も多く、ミーティング、ミーティングの日々が続いた。『Whisky World』、『ウイスキー通信』のミーティングも行ったが、来週発送する検定合格者向けの『Whisky Life』の入稿も済ませ、すでに次の号のワールドの仕込みにも入っている。

 それと並行して進めているが、16日、25日に行う私のテイスティングセミナーの準備で、昨日はワールドの原稿を書いた後に、5種類のテイスティングを行う。今回はグレンリベット12年、ボウモア12年はオープン(銘柄を明かしている)だが、それ以外の3種はブラインドで、テーマはピーティ、スモーキーなモルトで、リベットは比較のために選んだものだ。

 前回同様、それぞれのアイテムについてジム・マーレイ、デイブ・ブルーム、そして私のコメントも用意し、各自がどう表現しているかを比較検討できるようにしている。私自身これを始めて、いかにテイスターの感じていることが違うのか、あるいは同じなのかが分かって、実に興味深い。今まで自分のコメントとジム・マーレイ、デイブ・ブルームのコメントを比較したことがなかったので、それはそれで面白い。

 それとは別に東京フェス前日に行う「GMファン感謝デー」と銘打ったセミナー、トークショーの概要もほぼ決まり、そのチラシの入稿も金曜に済ませた。東京フェス・オリジナル記念ボトルとしてGMからグレンバーギとベンローマックの2種類が出るが(販売はウイ文研のみ。ウイ文研のPBだ)、それの先行テイスティング、販売も前日の19日に行う予定だ。

 飲むとグレンバーギのファーストフィル・シェリーホグスヘッド樽もすごいが、ベンローマックのオフィシャルで、シングルカスクのカスクストレングスがこういう形でリリースされるのは初めてという。8月にスカイプを使って、GMのリチャード・アーカートさんと同時テイスティングをしたが、その時に3種のサンプルの中から、私が選んだものだ。とにかく東京フェスは、この前日セミナーも含めて、実に盛りだくさんの内容となっている。

 今日は、そういったこととは全く関係なく、恒例のエキスパート試験の集中対策講座。前回(8月)と同じ、御茶ノ水の連合会館が会場で、8時半すぎに到着し、予定通り9時半からセミナー開始。今回は過去最高の90名近い受講者だった。

 例によって1限目のスコッチと、2限目のアメリカン・カナディアンを講義した後、午後の講義は谷嶋さんにまかせ、私はウイ文研の事務所にもどり、ワールド用のテイスティング。テイスティングコーナーのボトルは終わっていたが、特集記事の中のカバランの新商品のテイスティングが残っていたので、それを行う。それがソリストのスペシャルバージョン、アモンティリャードとモスカテルの2本だ。どちらも1本7万円以上する。

 アモンティリャードはフィノの熟成タイプで、モスカテルはモスカテル種というブドウを使った甘口タイプのシェリーだ。甘口シェリーというとペドロヒメネスが有名で、ウイスキー樽として用いられるのは圧倒的にペドロヒメネスが多いが、モスカテルは知る人ぞ知るというシェリーで、樽も非常に希少だ。もちろんアモンティリャードも貴重で、この樽で熟成させたウイスキーは数が少ない。

 あったとしてもウッドフィニッシュ用で、カバランのように最初から最後まで、それらの樽で熟成させるというのは、ほとんど聞いたことがない。それが可能なのもカバランのすごいところだ。

 実はこのシリーズは他にペドロヒメネス、マンサニージャの計4種があり、昨年蒸留所に行った時に、樽から直接試飲させてもらっていた。案内してくれたイアンさんと私の2人が、それらの樽にサインをした記憶がある。あれが、こうしてボトリングされて出てきたのだと思うと、感動もひとしおである。これらも東京フェスのイアンさんのセミナーでは、試飲できるというから、ファンにはたまらないだろう。乞うご期待である。


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