28
02 ,2023
先週金曜日にガロアを校了したばかりだが、もう次号の仕込みにかかっている。巻頭の第1特集はQ&A方式で、ウイスキーの蒸留所を建てるには何が必要なのか。その土地や水の条件、建物の規模、原料穀物の調達から、生産機器、樽に至るまで、ウイ文研がこの5~6年のコンサル業で得た知見をもとに、実践的に解説していきたいと思っている。
その準備も始めているが、第2特集は“ジャパニーズ100年”で、ペリーの来航第2弾。3月12日に出る号では浦賀来航から久里浜上陸までを書いたので、第2弾はワシントンD.C.のオベリスクと、そこに収められている下田の石、そしてペリーの2回目の来航と1854年3月の日米和親条約締結について書くつもりで、すでにワシントン・モニュメントについては書き、2回目の来航のところの原稿にも取り掛かっている。
この時、条約締結直前にボート24隻に搭載した献上品が横浜に陸揚げされたが、そのリスト項目を改めて遠征記の翻訳本、そして原本の英文から読み解く作業を土日にしていた。ウイスキー樽がエンペラー、つまり徳川将軍に1樽献上されているが、それとは別に日本側の役人への分配用として、100ガロンのウイスキーもプレゼントされている。詳細についてはガロアだが、今回改めて原文にあたっていて、思わぬ発見もあった。100ガロンということはアメリカガロンなので、約380リットルのウイスキーということになるが、これはいったいどんなウイスキー、いやどこのウイスキーだったのだろうか。
これらのお土産品、献上品を積んできたのは後で合流したサプライ号だと思われるが、この船はどこで荷を積んだのか。4分の1スケールの蒸気機関車(!!)や電信装置などはアメリカを出る時に積んだと思われるが、ウイスキーはどうだったのだろうか。スコッチとあるのは当然、香港あたりで積んだと思われるが、アメリカンについてはノーフォーク軍港周辺で調達し、それをはるばる積んできたのだろう。だとすれば、今日のバーボンではなくライウイスキーということになると思うが、はたして…。
とにかくガロアの次号の原稿を書きつつ、ウイスキーエキスパートの資料づくり、そしてウイスキーレクチャラー、さらに3月5日のマスターの2次試験の問題を作る作業が毎日のように続いている。また4月1日のジャパニーズウイスキーの日の準備も待ったなしで、そのあとの琵琶湖クルーズ、大阪フェスの準備も着々と進めている。
ウイ文研会員限定のオリジナルボトルのため、フェスボトルとは別に、今各社にお願いをして、特に樽の購入を企画している。今から準備をして、2026年のウイ文研(スコ文研)設立25周年に間に合うかどうかだが、少なくとも、2031年の30周年には間に合うだろう。
おそろしいことに、それまで生きていれば、ウイ文研30周年の時は私も77歳の喜寿ということになる。考えたら、本当におそろしい…。とにかく、まずは25周年を目指して、今から樽の購入、オリジナルボトルの手配をしていきたいと考えているのだ。
と、思っていたら、先週TWSC実行委員のリアムさんから『ジャパニーズウイスキーイヤーブック2023』の、翻訳原稿が上がってきた。急遽、金曜夜から土・日・月とかけて、その校正チェックも始めている。なんとか今週中にそれを終わらせ、4月1日のジャパニーズの日までには英語バージョンのイヤーブックを発売したいと思っているのだが。英文を読みながら、ひとりニンマリ、一番楽しんでいるのは、私自身かもしれない…。



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter
その準備も始めているが、第2特集は“ジャパニーズ100年”で、ペリーの来航第2弾。3月12日に出る号では浦賀来航から久里浜上陸までを書いたので、第2弾はワシントンD.C.のオベリスクと、そこに収められている下田の石、そしてペリーの2回目の来航と1854年3月の日米和親条約締結について書くつもりで、すでにワシントン・モニュメントについては書き、2回目の来航のところの原稿にも取り掛かっている。
この時、条約締結直前にボート24隻に搭載した献上品が横浜に陸揚げされたが、そのリスト項目を改めて遠征記の翻訳本、そして原本の英文から読み解く作業を土日にしていた。ウイスキー樽がエンペラー、つまり徳川将軍に1樽献上されているが、それとは別に日本側の役人への分配用として、100ガロンのウイスキーもプレゼントされている。詳細についてはガロアだが、今回改めて原文にあたっていて、思わぬ発見もあった。100ガロンということはアメリカガロンなので、約380リットルのウイスキーということになるが、これはいったいどんなウイスキー、いやどこのウイスキーだったのだろうか。
これらのお土産品、献上品を積んできたのは後で合流したサプライ号だと思われるが、この船はどこで荷を積んだのか。4分の1スケールの蒸気機関車(!!)や電信装置などはアメリカを出る時に積んだと思われるが、ウイスキーはどうだったのだろうか。スコッチとあるのは当然、香港あたりで積んだと思われるが、アメリカンについてはノーフォーク軍港周辺で調達し、それをはるばる積んできたのだろう。だとすれば、今日のバーボンではなくライウイスキーということになると思うが、はたして…。
とにかくガロアの次号の原稿を書きつつ、ウイスキーエキスパートの資料づくり、そしてウイスキーレクチャラー、さらに3月5日のマスターの2次試験の問題を作る作業が毎日のように続いている。また4月1日のジャパニーズウイスキーの日の準備も待ったなしで、そのあとの琵琶湖クルーズ、大阪フェスの準備も着々と進めている。
ウイ文研会員限定のオリジナルボトルのため、フェスボトルとは別に、今各社にお願いをして、特に樽の購入を企画している。今から準備をして、2026年のウイ文研(スコ文研)設立25周年に間に合うかどうかだが、少なくとも、2031年の30周年には間に合うだろう。
おそろしいことに、それまで生きていれば、ウイ文研30周年の時は私も77歳の喜寿ということになる。考えたら、本当におそろしい…。とにかく、まずは25周年を目指して、今から樽の購入、オリジナルボトルの手配をしていきたいと考えているのだ。
と、思っていたら、先週TWSC実行委員のリアムさんから『ジャパニーズウイスキーイヤーブック2023』の、翻訳原稿が上がってきた。急遽、金曜夜から土・日・月とかけて、その校正チェックも始めている。なんとか今週中にそれを終わらせ、4月1日のジャパニーズの日までには英語バージョンのイヤーブックを発売したいと思っているのだが。英文を読みながら、ひとりニンマリ、一番楽しんでいるのは、私自身かもしれない…。



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter
スポンサーサイト