fc2ブログ
1
4
5
6
7
8
10
11
12
13
14
15
17
18
20
21
23
24
26
28
29
31
  08 ,2022

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR

 

「ウイ文研の未来図とTWSCの放送」
 猛暑と全国あちこち出張していたせいか、このところ疲れがたまっている。眼と腰にそうとうな負担がかかっていたが、ついに歯も、そして足にも不具合が出て、満身創痍といった感じだ。やはり5月の連休以来、一日も休めていないのも、その原因だろう。

 ウイスキー検定の最終締切も迫り、この間ガロアの原稿の合い間に問題を作ってきたが、ようやく校正段階までこぎつけた。受験者特典のコースター4種のデザインも決まり、今日中には入稿できるだろう。ウイスキーエキスパートの問題作りもやらなければならず、それにも着手している。8月30日から丸々2週間スコットランドに行ってしまうため、行く前に少しは作ってしまわないといけないからだ。まして帰国前72時間以内にPCR検査が義務付けられていて、万が一陽性になったら、帰国が1~2週間伸びる可能性もある。そうなったら丸々1ヵ月の不在だ。そうならないことを祈るばかりだが、こればかりは…。

 この2~3ヵ月、自分の健康・体調・そして年齢のこともあり、ウイ文研の将来についてもいろいろ考えてきた。それも休みが取れなかった理由だが、なんとか、よりよい未来を創るためにも良い方向に持って行きたいと考えている。来年1月には事務所の引っ越しも予定していて、今後5年、10年後のウイ文研はどうあるべきなのかを、日々考えている…。

 喫緊の課題はウイスキーコニサー、そしてTWSC、さらにフェスやガロアなどだが、どう未来図を描くべきなのか、それが非常に重要だ。コニサーもTWSCも、今より5倍、10倍くらいの規模、事業にしたいと思っているし、そのポテンシャルや持っている価値は計り知れないものがあると思っている。しかし、残念ながら私一人、ウイ文研だけでは実現は叶わないかもしれない。だからこそ、外部に広く知見を求めたいと、この2~3ヵ月、外部の機関とミーティングを続けている。

 ウイスキーは、今世界で本当にスゴイことになっている。日々新しい蒸留所が誕生しているし、新しい技術・研究も進んでいる。SDGsもからめて、地球規模であらゆる産業と密接に関わりながら、人類の未来をも視野に入れて成長中だ。日本でも週に1ヵ所の割合で蒸留所が増えているし、ウイスキーとツーリズム、地域活性化を含めると、それがどれほどの意味を持つものなのかを、見通すことが出来る人間はほとんどいないのが現状だ。これだけ全国を回っている私でも、すべてを把握することは不可能に近いが、30年以上にわたって世界の現場を見てきた強みがあるとすれば、それは肌感覚で今起きていることのすごさ、そしてその意味が、他の人よりは分かっているということだろう。

 と、そんなことも考えながら、今日の夕方からはいつものWBBCプレミアムの収録と、そしてライブ放送である。さらに、その前の4時からはTWSCのYouTube放送のための録画撮りも始まる。MCはトムセン陽子さんと私、そしてジョニー・ウォーカーこと、ウイ文研代表世話人の渋谷寛さんの3人である。1回10分、2日に1回の割合で毎回2~3本をアップしていきたいと思っている。まずはTWSCでベスト・オブ・ザ・ベストに輝いた洋酒3本と、焼酎2本について。ボトルの解説を交えて3人で語っていきたいと思っている(TWSCの放送開始は9月1日から)。

20220819-1.jpg



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

スポンサーサイト