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02 ,2022
なんと2月も今日で最後。フェスまで、あと4週間を切ってしまった。当初の予想に反してコロナの感染者の数は減らず、マンボウも解除されないままだ。ワクチン接種の遅れがと思っていたが、韓国などの例を見ると必ずしもワクチン3回目を打っていれば、感染が防げるということでもないらしい。コロナに合わせてフェスの入場券を発送、そして受付・入場の際の制限、対策を考えようと思っていたが、この様子では最大限のチェックをするしかなさそうだ。
それにも増して全世界を揺るがしているのが、先週から始まったロシアのウクライナ侵攻だ。世界はこの2年、コロナに痛めつけられているのに、そこにもってきてロシアである…。日々コロナ関連のニュースをチェックしながら、今度はウクライナである。ベルリンの壁が崩壊したのが1989年。今から32年前で、その時私はロンドンにいた。ロンドンのテレビで、リアルタイムでその様子を見ていたが、まさかそれから31年たって、再び大ロシア主義…。コロナ同様、再び先が見通せない事態となってしまった。このことで、世界のウイスキー事情も変わるかもしれない。
と、そんなことを言っていても始まらないので、この土日もひたすら原稿書き。フェス公式パンフレット用に、20枚近くをとり急ぎ書き上げる。そのまま日曜日は12時にウイ文研に行き、1時からマスター・オブ・ウイスキーの二次試験。今年の受験者は7名で、昨年までと少し形式を変えて試験をした。すべてが終了したのが4時半すぎで、それから代表世話人のSさん、Nさんと久しぶりに食事に。それなりに店には人が入っているが、2年前の恵比寿の賑わいとは比べものにならない。まだまだ耐える日々が続くのだろう。
ウイスキーガロアは本日が校了日で、『ウイスキー千夜一夜』も、今週中に第4巻を入稿予定だ。25日の金曜日に国税の方から貿易統計が発表になったが、日本産ウイスキーの1月の輸出は39億円で、これは対前年比1%増。かろうじてプラスにはなったが、その伸び率はここへきて顕著に落ち込んでいる。輸出量にいたってはマイナス25%である。これは輸出統計だが、ウイスキーの国内出荷量は2020年、21年と2年連続でマイナス。昨年は対前年比でも7%減って、これでコロナの2年間で10%以上マイナスとなったことになる。その量は約12万7000klで、2019年のピーク時の約16万klに比べて、3万klほど少なくなっている。2008年以後続いてきた右肩上がりの成長が、コロナで一転、再び下降線をたどることになるのだろうか。
クラフトは相変わらずブームで、まだまだ伸びているとはいえ、必ずしも先行きは楽観できるものではない。今度のフェスはそういうことも含めて、われわれがジャパニーズウイスキーの未来に対して何ができるかを、問われることになる。フェスまで、あと4週間だが、少しでもウイスキーファン、ウイスキーの未来に役立てるイベントにしたいと思っている。


* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter
それにも増して全世界を揺るがしているのが、先週から始まったロシアのウクライナ侵攻だ。世界はこの2年、コロナに痛めつけられているのに、そこにもってきてロシアである…。日々コロナ関連のニュースをチェックしながら、今度はウクライナである。ベルリンの壁が崩壊したのが1989年。今から32年前で、その時私はロンドンにいた。ロンドンのテレビで、リアルタイムでその様子を見ていたが、まさかそれから31年たって、再び大ロシア主義…。コロナ同様、再び先が見通せない事態となってしまった。このことで、世界のウイスキー事情も変わるかもしれない。
と、そんなことを言っていても始まらないので、この土日もひたすら原稿書き。フェス公式パンフレット用に、20枚近くをとり急ぎ書き上げる。そのまま日曜日は12時にウイ文研に行き、1時からマスター・オブ・ウイスキーの二次試験。今年の受験者は7名で、昨年までと少し形式を変えて試験をした。すべてが終了したのが4時半すぎで、それから代表世話人のSさん、Nさんと久しぶりに食事に。それなりに店には人が入っているが、2年前の恵比寿の賑わいとは比べものにならない。まだまだ耐える日々が続くのだろう。
ウイスキーガロアは本日が校了日で、『ウイスキー千夜一夜』も、今週中に第4巻を入稿予定だ。25日の金曜日に国税の方から貿易統計が発表になったが、日本産ウイスキーの1月の輸出は39億円で、これは対前年比1%増。かろうじてプラスにはなったが、その伸び率はここへきて顕著に落ち込んでいる。輸出量にいたってはマイナス25%である。これは輸出統計だが、ウイスキーの国内出荷量は2020年、21年と2年連続でマイナス。昨年は対前年比でも7%減って、これでコロナの2年間で10%以上マイナスとなったことになる。その量は約12万7000klで、2019年のピーク時の約16万klに比べて、3万klほど少なくなっている。2008年以後続いてきた右肩上がりの成長が、コロナで一転、再び下降線をたどることになるのだろうか。
クラフトは相変わらずブームで、まだまだ伸びているとはいえ、必ずしも先行きは楽観できるものではない。今度のフェスはそういうことも含めて、われわれがジャパニーズウイスキーの未来に対して何ができるかを、問われることになる。フェスまで、あと4週間だが、少しでもウイスキーファン、ウイスキーの未来に役立てるイベントにしたいと思っている。


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