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  06 ,2021

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「ガロアの校了と公式ガイドブック」
 このところ毎朝メジャーリーグ中継を観てしまっている。もちろん、「オオタニサーン」だ。おかげでリアルタイムでホームランを見ることができているが、困ったことに原稿が書けない事態に陥っている。『ウイスキーガロア』は無事、月曜に校了し、今は『ウイスキー千夜一夜』第2巻と、TWSCの公式ガイドブックに集中しているが、午前中の貴重な時間がホームランに取られてしまっている。コロナ禍でイライラが募っている日本全国の人々が、おそらく大谷のホームランでスカッとしていることだろう。

 それにしても気が付けば、もう6月も最後である。今年もこれで半分が終わってしまうとは、おそろしい。このところオンラインでのテイスティングやWBBCプレミアム、そしてコンサルの仕事に追われていたが、公式ガイドブックと並行して次号のガロアの企画もスタートしていて、その取材スケジュールの調整も課題となっている。そういえば元カバラン蒸留所のイアン・チャンさんから連絡があり、7月12日に小諸で起工式が行われるということだったが、ギリギリ行けるかどうか。2回目のワクチン接種や、それ以外の取材もあり、スケジュール調整している。イアンさん自身は、昨年12月に台湾に帰国して以来、再来日が果たせないでいるらしい。12日も微妙だという話だ。オリンピックはいいのに、それ以外の来日は認めない…。なんとも矛盾だらけだ。

 11月に予定していた東京フェスは来年3月に変更したが、いくつかの企業からは残念がる声が聞こえた。みんなこの2年間、待ちに待ち、耐えに耐えてくれていたが、私たちウイ文研以上に、フェスがないことは厳しく、残念なことなのだろう。来年3月は、2年半分のエネルギーをため、大々的にやりたいと思っている。新しいことにも、もちろんチャレンジで、今アイデアを練っているところだ。

 さすがに、このコロナ禍でウイスキーの出荷量、販売量は苦戦を強いられているが、日本産ウイスキーの海外輸出は相変わらず好調で、国税の統計によれば1~5月の累計で約211億円。これは前年同期比で194%の伸びとなっている。昨年がトータルで271億円だったので、早くも半年近くでその数字に追いつきそうな勢いだ。ちなみに焼酎は6億円、ジンが11億円となっている。焼酎はついにジンにも抜かれ、低迷が続いている状況だ。

 そんな焼酎の海外輸出の一助になればという想いで始めたTWSCの焼酎部門だったが、これからは『ウイスキーガロア』でも、積極的に焼酎を取り上げていきたいと思っている。フェスが開けなくても、オリジナルボトルは出せるので、ウイ文研でもオリジナルの焼酎を出そうかと考えている。ウイスキー愛好家が美味しいと思う焼酎、面白がれる焼酎、それがボトリングのコンセプトかもしれない。すでに構想はできている。ウイスキーだけでなくラムやジン、そして焼酎もオリジナルを展開したいと思っている。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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