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  12 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「コロナで終わった一年を振り返って」
 コロナの感染が急拡大していて、年末年始がどうなるのか心配だが、日本政府の無策を嘆いてもしょうがない。今年一年は本当にコロナに始まり、コロナに終わった。まさか、ここまで長引くとは思っていなかったが、その中でウイ文研はどうにかやりくりしてきた。このご時世ではあるが、どうにかスタッフにボーナスも出すことができた。感染対策に細心の注意を払いながらも、ウイ文研は来年、さらなるチャレンジを続けようと思っている。コロナが今以上に拡大しても、この地球上からウイスキーがなくなることはないからだ。コロナ禍の中だからこそ、できることも沢山ある。

 ということで、年末進行していたガロアの24号も無事25日の金曜日には印刷所から上がってきた。表紙はハイランド特集ということで、ハイランド牛を選んでいる。来年はウシ年でもあるし、ぜひウッシッシといきたいものだ。例年どおり年賀状も作り、全会員に送っている。先週は、それだけでなく、いろんな物がウイ文研に届いた。

 1つは手配していた『グラバー魚譜』で、今から10年くらい前に長崎のグラバー邸を訪れた際に目にしていて、買おうかどうか迷った本だった。今回、魚譜をウイ文研のオリジナルボトルのラベルに使えることになり、それでこの図譜を買う決心をし、版元から直接購入したものだ。

 『グラバー魚譜』は800点を超える図の中から200点を選んで本にしたもので、これを参考にしながら、オリジナルラベルを作ろうと思っている。年明け早々にラベルを作り、それをスコットランドに送らなければならない。今はラベルまで貼らないと、スコッチのシングルモルトと表記できないからだ。

 これは本ではないが、台湾のカバランからRTD缶のカバランハイボールと、ジントニックが届いた。すでに台湾では発売されているようだが、日本市場では来年春くらいに発売になるという。24日(木)の全体会議の時に、せっかくだからということで、スタッフ全員にも試飲してもらった。これも日本での販売が、今から楽しみだ。

 ということで、25日の金曜日には今年最後となるオンラインテイスティングを行い、ほぼほぼ、ウイ文研としての活動はおしまい。営業再開は1月5日(火)からだ。ウイ文研は29日から休みに入るが、私自身は大全やマイナビの原稿が待ったなしとなっているのと、ウイスキー検定の問題作り、そしてコニサー教本の入稿前最後の校正が待っていて、31日の大晦日まで仕事をしないといけない。休めるのは元旦、2日くらいになりそうだ。

 それはともかく、今年一年、コロナにかからずに済んだことを感謝したいと思っている。いわゆる高齢者で、いくつもの持病(とくに肺の病い)をかかえる身としては、コロナは非常に脅威に感じている。かかったら、変な話だがワンウェイかもしれない。だから、今できることをやろうという想いがあり、ほぼ休みなく原稿を書いてきた。今年ほど原稿を書いたことはなく、計算するのも恐ろしいが、1日3枚として、なんと1年間に1,000枚近く書いたことになる。

 もし私が売れっ子の流行作家なら、今ごろ億万長者だ。うーん、来年は作家に転身するのも悪くないかも。売れなかったら、ただのゴミの山だが…。


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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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