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  11 ,2020

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「アイリッシュウイスキーの本について」
 11月ももうじき終わってしまうが、相変わらずハードスケジュールが続いている。ウイスキー検定は全国300店くらいの協力店にパンフやPRグッズを発送した。次回は会場受験も行うとアナウンスしてあったが、ようやくその会場(東京・大阪)の時間割なども決まって、案内を開始したところだ。1級、SM級、JW級の順となっていて、一人で3級併願というのもできるようになっている。ぜひ、我こそはと思う人はチャレンジしてみてほしい。今回はそれぞれ上位3名までは、豪華なボトルがもらえることになっている。

 ウイスキーコニサーのエキスパート試験の合否通知も先週末に発送した。今回の合格者は195名で、合格率は50.4%。このコロナ禍の中で、よく頑張ってくれたと思っている。これでエキスパートの合格者は、計2325名ということになった。

 以前、コニサーの最高位であるマスター・オブ・ウイスキーのSさんから、「スコッチをやるということは、つまるところスコットランドの歴史や文化、そして地理まで、スコットランドそのものを知らないといけないということですよね」と、言われたことがあるが、その通りだと思っている。

 ワインやビール、そのほかの酒ではそこまで造りや、それらが造られる蒸留所の歴史や文化が問題にされることがないが、ウイスキーはそれが必要と考えたからだ。何故そう思ったのか、今ではよく覚えていないが、30年前くらいにスコッチのシングルモルトの本を書こうとした時に、その理解が不可欠だと思ったからだ。というより、そのウイスキーにまつわるすべてが知りたいと思ったし、それが面白かったからでもある。今もそれは変わっていないし、検定もウイスキーコニサーも、だからこそ問題が作れるのだと思っている。

 スコッチは来春出る大全で、1つの区切りをつけたいと思っているが、今やらなければならないのがアイリッシュである。先日もアイルランド関係の人とミーティングしていて、「アイリッシュに必要なのはエデュケーション。だから、それをお願いしたい」と言われた時に、そう言われたら、やるしかない。スコッチでやってきたノウハウを駆使しながら、アイルランドの歴史や文化、そして地理なども含め、あらゆる点からアイリッシュウイスキーについて書きたいと思っている。

 そういえばNHKの旅番組や釣り番組には何度か出ているが、そのうちの1つがアイルランドを舞台とした旅番組だった(BS、1997年)。スコットランドを舞台にした旅番組には出たことがない。そういう意味でも、アイリッシュについては本にまとめる責任があるだろう。

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* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter

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