27
11 ,2019
東京フェスが終わっても息つく暇ないと書いたが、24日の日曜日は午後1時から飯田橋のレインボービルで、TWSCセミナーの5回目が開かれる。1部は私が担当のウイスキーで、今回はスコッチ編。
テイスティングはバルブレア、グレンフィディック、ラガヴーリン、ポートシャーロット、オクトモア、ツイーデイルの6種類だったが、今スコッチで起きていることを、クラフトを中心に1時間くらい話をし、後半の1時間で画像と、そしてテイスティングである。
2部はTWSCセミナーでは初めての焼酎セミナーで、講師は実行委員でもある「SAKE女の会」の友田さんにやってもらった。私はガロア等の多数の原稿を抱えているため、残念ながら聴くことを断念して、もどって原稿、さらに2月に行われる第10回ウイスキー検定の問題作り…。早いもので、また問題作りの季節がやってきたという感じだ。これから3級、2級、1級、そして今回はSM級、BW級、さらにアイリッシュウイスキー級の6つの問題、計500問を作らないといけない。
25日の月曜は、午後からTWSCフェス、来年のジャパニーズウイスキーフェス、沖縄フェス等々のミーティング三昧。ジャパニーズウイスキーフェス(JWF)については、急遽決まったもので、詳細は来週くらいに発表したいと思うが、久しぶりに東京フェス、大阪フェスとは違う、東京で行うフェスである。かつてのバーボンフェス、ボトラーズフェス同様、1000人くらいの規模を考えているが、形式、内容については、ここ1~2週間くらいで決めたいと思っている。
26日の火曜は朝の新幹線で大阪に行き、12時すぎに帝国ホテルへ。そこで打ち合わせをし、2時から国分主催のバッファロートレースセミナー。プレゼンターは同社のマスターブレンダーであるドリューさんだが、私はコメンテーターとして、参加することになったのだ。事前にプレゼン用の資料にざっと目を通していたが、これがなかなか面白い。
私がバッファロートレースに最後に行ったのが2013年で、それから6年半が経っているが、その間の変化が実に興味深かった。1つは「バーボンポンペイ」で、古い建物を改造しようと工事をしていたら、なんと1873年当時の蒸留所が床下から出てきたというのだ。
当時蒸留所を所有していたE.Hテイラーが造らせたもので、コンクリート製の発酵槽が、まるでプールか浴場のように並んでいる。しかも、その内側は銅が張られていたという。このうちの1基を現在再現していて、それで仕込みを行ったというが、それがどんなバーボンになっているのか実に興味深い。
コンクリート製で銅を内側に張った発酵槽はアイルランドのウォーターフォードで一度見たことがあるが(これは100年前のビール工場)、アメリカのケンタッキーにも同じようなものがあったとは…。
さらにバッファロートレースといえば数々の実験的なボトルでも知られる。そのためのウェアハウスXの話も面白かったし、そのきっかけとなった、ウェアハウスCの竜巻事件も面白い。2006年のことで、ちょうど我々はバーボンツアーで行っていて、その竜巻被害の様子を目撃していた。
倉庫の7階部分が屋根ごと持っていかれていて、樽がむき出しになっていた。これがのちにボトリングされた「E.H.テイラー・トルネードサバイビング」で、非常にリッチなテイストがあり、当時話題になった。要するに直射日光に当たった(5ヵ月ほど)ことで、通常とは違う熟成をしたのではないかということで、2010年頃からその実験をしていたのだ。
とにかく非常に興味深いセミナーで、火曜はそのまま東京にもどったが、今日は東京の品川プリンスで同じセミナーが行われ、再び私もコメンテーターとして登壇。その後5時すぎに、ようやくウイ文研にもどった次第だ。



* ウイスキー文化研究所公式HP
* ウイスキー文化研究所公式twitter
テイスティングはバルブレア、グレンフィディック、ラガヴーリン、ポートシャーロット、オクトモア、ツイーデイルの6種類だったが、今スコッチで起きていることを、クラフトを中心に1時間くらい話をし、後半の1時間で画像と、そしてテイスティングである。
2部はTWSCセミナーでは初めての焼酎セミナーで、講師は実行委員でもある「SAKE女の会」の友田さんにやってもらった。私はガロア等の多数の原稿を抱えているため、残念ながら聴くことを断念して、もどって原稿、さらに2月に行われる第10回ウイスキー検定の問題作り…。早いもので、また問題作りの季節がやってきたという感じだ。これから3級、2級、1級、そして今回はSM級、BW級、さらにアイリッシュウイスキー級の6つの問題、計500問を作らないといけない。
25日の月曜は、午後からTWSCフェス、来年のジャパニーズウイスキーフェス、沖縄フェス等々のミーティング三昧。ジャパニーズウイスキーフェス(JWF)については、急遽決まったもので、詳細は来週くらいに発表したいと思うが、久しぶりに東京フェス、大阪フェスとは違う、東京で行うフェスである。かつてのバーボンフェス、ボトラーズフェス同様、1000人くらいの規模を考えているが、形式、内容については、ここ1~2週間くらいで決めたいと思っている。
26日の火曜は朝の新幹線で大阪に行き、12時すぎに帝国ホテルへ。そこで打ち合わせをし、2時から国分主催のバッファロートレースセミナー。プレゼンターは同社のマスターブレンダーであるドリューさんだが、私はコメンテーターとして、参加することになったのだ。事前にプレゼン用の資料にざっと目を通していたが、これがなかなか面白い。
私がバッファロートレースに最後に行ったのが2013年で、それから6年半が経っているが、その間の変化が実に興味深かった。1つは「バーボンポンペイ」で、古い建物を改造しようと工事をしていたら、なんと1873年当時の蒸留所が床下から出てきたというのだ。
当時蒸留所を所有していたE.Hテイラーが造らせたもので、コンクリート製の発酵槽が、まるでプールか浴場のように並んでいる。しかも、その内側は銅が張られていたという。このうちの1基を現在再現していて、それで仕込みを行ったというが、それがどんなバーボンになっているのか実に興味深い。
コンクリート製で銅を内側に張った発酵槽はアイルランドのウォーターフォードで一度見たことがあるが(これは100年前のビール工場)、アメリカのケンタッキーにも同じようなものがあったとは…。
さらにバッファロートレースといえば数々の実験的なボトルでも知られる。そのためのウェアハウスXの話も面白かったし、そのきっかけとなった、ウェアハウスCの竜巻事件も面白い。2006年のことで、ちょうど我々はバーボンツアーで行っていて、その竜巻被害の様子を目撃していた。
倉庫の7階部分が屋根ごと持っていかれていて、樽がむき出しになっていた。これがのちにボトリングされた「E.H.テイラー・トルネードサバイビング」で、非常にリッチなテイストがあり、当時話題になった。要するに直射日光に当たった(5ヵ月ほど)ことで、通常とは違う熟成をしたのではないかということで、2010年頃からその実験をしていたのだ。
とにかく非常に興味深いセミナーで、火曜はそのまま東京にもどったが、今日は東京の品川プリンスで同じセミナーが行われ、再び私もコメンテーターとして登壇。その後5時すぎに、ようやくウイ文研にもどった次第だ。



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