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  03 ,2019

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「萌木の試食とガロアのぶらり旅」

 「ぶらり旅」と萌木フェスの試食を兼ねて朝の特急で山梨県の小淵沢へ。ライターのOさんと待ち合わせて、迎えの車で萌木の村へ行く。

 まず最初に「ロック」で行われるスコッチディナーのメニューの試食を行う。スコッチエッグ、カレンスキンク、フィッシュ&チップス、そしてハギス、さらにデザートのクラナカンだ。スコッチエッグは渡していたレシピが違っていたので、急遽つくり直してもらったが、カレンスキンク、フィッシュ&チップスは、ほぼ完璧。ハギス、クラナカンは若干の修正が必要で、その旨をシェフに伝える。

 試食を兼ねた昼食が終わったところで、タッチダウンビールを造る工房を取材。こだわりのピルスナーと、そのデコクションタンクも見せてもらう。その後、車で野辺山に移動して、駅舎と野辺山天文台の電波望遠鏡を見学。案内してくれたTさんは大のウイスキー好で、私の本の愛読者でもある。日本最大の直径45メートルの電波望遠鏡をはじめ、1時間ほど場内を案内・解説してもらった。

 再び萌木の村にもどり、ホテル・ハットウォールデンにチェックインした後、ビアレストランのオクトベルクへ。元キリンのチーフブレンダーのYさんが開いたオーベルジュで、1日1組限定のレストラン。ビールにまつわる楽しい話、おいしいビールと料理をいただくことができた。

 夜はもどってハットウォールデンのバーパーチで取材。結局、夜11時すぎまで飲んでしまった。昨日はホテルをチェックアウト後、オルゴール館を取材し、10時半にショコラティエの三枝氏が経営するパレドオールへ。ここはビーン・トゥ・バーのチョコレート工房で、清里フェスの時に特別見学会も催される。

 その後、近くのレストランで昼食をとり、自然派ワインで有名なボーペイサージュへ。Oさんの案内で畑も見せてもらうこともできた。さらにワイナリーから車で大泉にあるホテル、ダイワロイヤルへ。ここは朝・夕食バイキングと屋上天文台、展望スペースが自慢で、この日は残念ながら雲がかかっていたが、そこからは南アルプス、八ヶ岳、秩父連山、富士山も見えるという絶景スポット。その絶景、星を見に来る客も多いのだとか。

 チェックイン後、車で20分ほどのホテル・キーウエスト内にあるナカムラ・ウイスキーサルーンへ。オーナーの中村さんが集めたウイスキーが自慢のバーで、ホテルもバーも、その内装、デザインはモダンそのもの。小淵沢に、こんな隠れ家的なホテルとバーがあることに驚いた。なんせ、そこにディスプレイされているボトルにはGMコニッサーズチョイスのキンクレイスや、さらにレディバーンの8年物などがずらり…。

 詳細はガロアを見てのお楽しみだが、夜8時すぎにホテルにもどって夕食バイキング。今日は早朝露天大風呂を楽しんだあと、旧甲州街道の台が原宿にある七賢へ。山梨を代表する酒蔵で、この地で酒造りを始めたのは1750年という老舗中の老舗だ。専務の北原さんに案内されて、日本酒造りの現場を見せてもらう。

 特筆すべきはスパークリング日本酒シリーズ。中でも白州の樽で1ヶ月寝かせた「杜ノ奏(もりのかなで)」が話題で、北原さんたちが取り組んでいる“泡酒”の話をたっぷりと伺う。これは市販されていないが、山崎の樽で寝かせた「水明」というスパークリング日本酒もあり、日本酒の新たな世界を切り開く、その熱意のようなものをヒシヒシと感じた。

 昼は七賢さんが経営する「臺眠(だいみん)」というレストランで、自慢の糀漬けの鮭をいただきながら、その「杜ノ奏」を試飲させてもらう。ブドウ原料のシャンパンと違って米原料のスパークリング日本酒。酸味がない分、飲みやすくソフトで、さらりと喉を通る。まさに和食との相性はバツグンだ。

 驚きの世界を体験させてもらったあと、再び車で小淵沢の駅にもどり、特急あずさで東京にもどることに。休む間もなく、こんどの土・日は大阪で、WPの対策講座である。


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