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  05 ,2018

プロフィール

mtsuchiya

現在、作家、ジャーナリスト、エッセイスト、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(2017年2月創刊)の編集長として活躍中。2001年3月スコッチ文化研究所(現ウイスキー文化研究所)を設立。

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「中国人ツアーのお土産ボトルとキリンのインタビュー」

 相変わらずの時差ボケで寝不足が続いているが、そうも言っていられず、連日ガロアの原稿、校正、ウイスキー検定公式テキストの校正等におわれている。大阪フェスも今週末にせまり、そのミーティングも連日だ。

 大阪フェス前日は「ちんちん電車」に乗るが、フェス翌日は中国からのツアー一行とともに山崎蒸留所を訪れる。そのツアー客のために特別に、来日記念オリジナル100mlボトルの製作も行う。ラベルは例によって、スタッフのIさんの力作だ。中身はジャパニーズのブレンデッドで、7~8種類のジャパニーズを混ぜているが、中には相当レアな、そして長熟なものも含まれている・・・。

 ということで、連日時差ボケにも負けず、いろいろなことに取り組んでいるが、今日は六本木の「カスクストレングス」で、ガロアのタイアップ企画、キリン富士御殿場シグネチャーブレンドのインタビュー。マスターブレンダー、田中城太さんにシグネチャーブレンドのコンセプト、そして樽熟原酒50°との違いについて伺った。

 なかでもマチュレーションピークという考え方、そして樽詰め度数のこだわりについてが、非常に興味深かった。キリンの場合、モルト原酒は50%、グレーンのうちヘビータイプ(バーボン同様ダブラーを使う)は55%、ミディアム(ケトルのバッチ蒸留)、ライトは62.5%という。こだわりの樽詰め度数で、これだと、ボトリングの際にほとんど加水をしなくても済む。

 つまり、ウイスキーと水が熟成期間中に、長い時間をかけてなじむことになり、ボトリング直前に大量の水を加える一般的なウイスキーと、大きな風味の差が生まれる。これが樽熟原酒やシグネチャーブレンドの、大きなアドバンテージポイントになっているのだ。

 今、世界が注目するキリンの富士御殿場と、ブレンダーの田中さんの話しはいつ聞いても刺激的で面白い。バックグラウンドがワインであり、バーボンであるという田中さんのキャリアは、世界のブレンダーの中では異色のものだが、それ故に他のブレンダーにはない自由な発想があるのだろうと、聞いていて改めて思った次第だ。

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